ハイドラクティブECUの修理と確認


 今までのいきさつは、トラブル&整備インデックスをご覧頂くとして、とにかくCML橋本さんに故障解析と修理をして頂きました。

Enlarge to click(7275 バイト)悪かった個所は、パワートランジスタだそうです。クリックすると拡大されます。拡大するとわかりますが、下の写真の穴の部分がカシメられてます。交換するには、このカシメをまず外します。ドライバーか何かでこじったそうです。交換後はネジで留めてくれてありました。重ね重ね、丁寧な仕事に感謝します>橋本

この写真は、松下さんのECUです。
松下さんは、ECUをしょっちゅう触るので、れいの黒ボックスを常時外していました。またECUのアルミカバーもかしめずに、すぐ外れるようにしてありました。今の所、特に問題は出ていないそうです。



ptr.jpg (8477 バイト)元々ついていたのは、この PH BD648M という部品です。1個50円くらいのもので、これが壊れていたそうです。

 

 

 




ptr2.jpg (7975 バイト)それをこのBDX54Cというものに交換しました。BDX54Bでもいいそうです。

この写真は橋本さんが持ってきた部品の仕様書です。

 

 

 

circuit1.jpg (16686 バイト)これが橋本作ハイドラクティブECU回路図。圧巻!!
こんなものを現物の基板見ながら書き上げるなんて、なんという技術、なんと言う根性!!でもこれのおかげで、私は常時サスロックから開放されたのです。

この色付きバージョンは、松下さんによるもの。松下さんが現在取り組んでいる大胆で壮大な計画のために必要なんだとおもいます。

 

 

 


circuit2.jpg (10946 バイト)松下さんと橋本さんで、回路図を元に解説してくれます。ま、私には半分くらいしかわかりませんでしたけどね。^^;

 

 

 

 

 

monitor.jpg (10014 バイト)松下作のおなじみハイドラクティブリアルタイムモニターを使ってECU動作状況を確認してみました。まずエンジンを掛けるとこのように、ソフトに入ってます。ヒューズF34電流が1.2〜1.4A位だとソフトモードです。第1回ヘソオフのときは、0Aでした。常時サスロックですね。

それにしてもビジュアルで確認できるのはいいですねー。この後、会場周りを1週して、いろいろな状況を試しました。
試したのは、まずアクセルペダルセンサー。ATをNにして、アクセルを素早く踏み込むと、ハードに入ります。ハードに入ったのは0Aになるので、すぐ確認できます。もちろん1.5秒後くらいにソフトに戻ります。次は、ブレーキング。強めにブレーキを踏むとハードに入ります。
ステアリングセンサー。左または右に素早くステアリングを切ると、ハードに入ります。
最後は、ボディムーブメントセンサー。駐車場内の速度殺しのための大きな段差というかうねりと言うか山を30キロくらいで越えたとき、ハードに入りました。
なかなかちゃんと動いてくれてます、ECU。満足です。


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