シトロエン日記

1998年11月


1998.11.1 XM退院・・・サスロック直ってない(-_-;)

エレクトロバルブ (4579 バイト) 予想通りというかなんというか、常時サスロックを直すために一月半も入院させたのに、直ってきませんでした。直ってないというのは、クルマ受け取りのときにメカニックと共にエンジン停止後のプシュン音とF34フューズの抜き差しで確認(このあたりはバイヤーズガイドをご覧ください)しましたので、確かです。

 入院させるとき、ハイドラクティブECUかエレクトロバルブの可能性が高いということを詳しい説明資料と共に渡してあったのですが、メカニックはメカニックでいろいろな自動車屋をあたり、エレクトロバルブをまず交換ということにいきついたそうです。右の写真が交換したエレクトロバルブです。

tester.jpg (8096 バイト) とりあえず、車を受け取ってきましたが、前首相ことCML橋本さんにお願いして、この前のオフのときに持ってきて頂いたハイドラクティブECUテスターを送ってもらうことにしました。日本にただ1台しかない?というこの貴重な自作テスターの送付に快くOKを頂き、感激しました。
 お礼に交換前のエレクトロバルブを差し上げることにしました。以前から本物のエレクトロバルブが欲しいと言っていたのを知っていたからです。

 さっそくテストしてみました。テストはいたって簡単で、ボンネットを開けて、ECUの入っている黒ボッスを開け、ECUにつながる黒白二つのコネクターを外し、テスターのコネクターをつなげ(左写真)、電源端子をバッテリーにつなぐだけです。
 しかし、さっぱり反応しません。正常なら、バッテリーに端子をつないだ途端に電流計、電圧計が反応するらしいのですが。ピクリともしません。サスモードをSPORTにするスイッチを操作するとテスターのパイロットランプが点くので、テスターには電源が供給されています。接続は正しい。アクセルだのドア開閉だののスイッチを操作して、条件を変えるも反応無し。決定です。ECUが完全に壊れてます。
 その場でショップに連絡し、中古ECUを探し、無償で提供してもらうことで了解してもらいました。


1998.11.2 XMリモコンキーの部品交換

交換前の部品 (2791 バイト) 何度も再半田に挑戦していたのですが、やはり再発していました。特に最近は頻繁にテカテカテカ〜現象が出て、困っていました。そこで、前回の名古屋XMヘソオフのときに、橋本さんからリモコンキーに使えるかもしれないというセラミック発振子を頂いていたので、それと交換してみました。
 右の写真は元々ついていたセラミック発振子です。485B 'R と表示されてます。

付け替えた部品 (7252 バイト) それを頂いた480Bf と表示されている部品に交換してみました。橋本さんによると、発振周波数が、480kHzのものだそうです。もともとの485kHzというのはカタログ品ではなく、入手は困難なようです。「周波数が違うからうまく動作しないかもしれないが、試して欲しい」と言って、気前良くくれました。毎度申し訳ないです。(^。^)
 橋本さんは、この部品を秋葉原で100円くらいで買ったそうです。普通に売っているようです。

 交換するには、485Bを外さないといけないんですが、これがどうして、素人にはなかなか厄介です。^^;
 右手で半田ごてを持ち、左手で部品を引っ張るのですが、基板が宙に浮くためなかなか力が入らず、20分くらいかかってしまいました。それと、スピードインターフェースを修理したときに買った半田吸い取り器がないと、難しかったでしょう。

リードをそろえないと入らない (1457 バイト) とにかく、なんとか付け替えました。電池をセットしてみると、発振しています。テカテカも起きてません。これはうまくいくかもと思い、適当に480Bの部品の足(リード)を切って、キー本体にセットしようとすると・・・足が長すぎて、本体に収まりません。
 リードをきちんと他の部品とそろえてきって、無事収まりました。

 クルマに行って試してみるとシュパンシュパン効きます。成功です。周波数がちょっと違うくらい関係ないようです。とりあえず部品は互換が有りそうです。でも、再半田のときもはじめはシュパンシュパンうまくいってたので安心はできません。しばらく様子を見ようと思います。


1998.11.7 風向き切り替えダイアルが回らない

 退院直後から発生していたと思われますが、冬なのでダイアルを足元にしようと回してみると、堅くて回らないじゃないですか!「ぎゃ!やられた。ここいじられたな。」てな感じでした。

 スピードインターフェースの修理の際、グローブボックスを外すしたときに気づいたのですが、風向き切り替えダイアルを回すと動く円弧上のギアがあり、それが風向き切り替えを担当しているようでした。きっとそこになにかが噛んでしまっているんだろうという感じでした。回すとまったく回らないんじゃなくって、グッと来る感じがありましたから。

 そこで仕方なく、あの気が重いグローブボックス外しを敢行しました。もう3回目なのでだいぶコツがわかり、10分くらいで外せました。で、その部分をみると別に何も噛んじゃいません。ダイアルを回してみると、「前」や「デフ」位置に動かす前に既に円弧状のギアは終端に来ています。ということは、ダイアル軸とギアの位置があってないだけだということになります。そう言えば、そのような現象を以前Niftyで聞いたことがあります。

割れてテープで巻いてある (5840 バイト) どうすればいいのかわからないので、まずパネルを外すことにしました。ダイアルを引っ張ってみると、左の風量調整と右の温度調整ダイアルは簡単に外れました。なぜかというと、ダイアル軸が割れていてそれをセロテープで巻いてあるからです(→)。最初からです。
 ですが、真ん中のだけは、全然とれません。むちゃくちゃ堅いです。そう言えば、URUさんがNiftyで「布を巻いたペンチで引っ張れ」てなことを言っていたのを思い出し、チャレンジしました。でも、すべってうまくダイアルが挟めません。仕方なく傷がつくのを覚悟でプライヤーで直接思い切り引っ張ると、何とか外れました。見ると案の定ここだけは、割れていません ^^;

3dial.jpg (7762 バイト) 左右のダイアルを外した後には、そこに+ネジが見えます。真ん中のダイアルを外してもそこにネジはありませんでした。ま、とにかく左右のネジを外すとパネルは簡単に外れました。
 せっかく外したのですが、パネルを外したことは何の役にも立ちませんでした。内部照明の麦球とかが見えるだけです。^^;

 軸をプライヤーで挟んで、無理矢理回すとガリガリともガチガチっともつかない音がして、なんとか回ります。それで軸と円弧状のギアの関係が正しくなるように調整しました。つまり、デフロスターになってるときは軸が一番右になってるように軸のカケ(円周上で直線状に欠けている部分。金属板で補強されている)を合わすのです。

 ダイアルをはめてみると、うまく回ります。風向きもきちんと切り替わってます。成功です。よかった(^。^)


1998.11.8 「DEFECTIVE L.TAIL LAMP」

 久しぶりにこの手の現象が出た。退院直後、ショップから出ようとしていたときに出たので、「ああ、またアース不良か」と思っていて放っておいた。しかし昨日また出たので、念のためにテールランプを見ると本当に左がついていない。そこでテールランプをコンコンと軽く叩くと、つくではないですか。
 ということは、接触不良であると判断し、本日テールゲートを開けてテールランプユニット本体を取り出し、ランプとコネクタを抜き差し。おそらくこれで大丈夫でしょう。


1998.11.10 リモコンキー完治したようだ

 1週間経ったが、まったく再発していない。どうやら今度こそ本当に完治したようだ。うれしい!橋本さんどうもありがとう!


1998.11.22 サスロック直る!!

 長い長い闘いでした。納車以来ちょうど10ヶ月ですよー。とうとう直ったんです。常時サスロック。今回もCMLの橋本さんに助けて頂きました。ECUがまったく反応しないとこのページの先頭で書きましたが、それを見た松下さんが「そのECUはつけてても意味ないから、橋本さんに送ってみたら」とアドバイスしてくれました。で、僕も、ショップが中古ECUを探してきてくれるとは言ってはいるが、あまりあてにしていないわけです。今までが今までですから。それで橋本さんに連絡すると、快くと言うよりは、むしろ「楽しみ楽しみ!」って感じで引き受けてくださいました。好きなんですねー。橋本さんも。メカいじり。(^.^)
 で、さっそく送った所、着いた当日にお電話を頂いて、「直った」と。僕は、「へっ?」って感じでしたが、もう嬉しくて嬉しくて、大声出しちゃいました、電話口で。

 橋本さんの解析では、あるパワートランジスタが壊れていたそうです。1個50円の。50円ですよ。詳しくは第3回ヘソオフのときに聞いたので、こちらをご覧ください。

ecu.jpg (18009 バイト) 翌日送り返して頂いて、早速つなげてみました。まずつなぐ前に、エンジンを掛けて確かにハードに入っていて、リアがガチガチということをあらためて確認しました。確認するまでもナインですけどね。で、エンジン切ってECUをつないでみると・・・つないだ途端、フロントがガクッと下がったんです。今まではそんなことなかったですからね。これで「あ、直ってる」と確信したのです。
 エンジンを掛けると、いつもよりプレッシャーレギュレーターが「ジーッ、カチッ」言う時間が長い。お、アディショナルにも圧を送ってるから遅いのかって感じでした。車高が上がりきった所で、リアバンパーを押さえてみると・・・、フワ〜ンフワ〜ンと動くじゃないですか!「やったー!!直ってるー!」
 もう嬉しくなって、早速試乗です。

XMとXantiaの乗り心地

 XMはユラユラ揺れて、いい感じです。Xantiaよりも揺れが大きい。うねりをフワンッフワンッといなしていく感じです。でもちょっとゴツゴツします。Xantiaよりもゴツゴツします。これはアディショナルスフェアがへたってるからだと思ってましたが、後日そうではなく、こんな物だと言うことが分かったのでした。少しショックです。Xantiaよりもタイヤがでかいのが関係してるかもしれません。
 私のXantiaは95モデルなので、185/65 R14。XMは205/65 R15です。

 Xantiaの方が全体的に洗練された乗り味のように思います。たぶんXantiaの方がボディ剛性が高いからだと思います。家内でさえも「XMはなんか剛性感がない」なんて、いっちょ前のことを言うくらいですから、ド素人でもわかるレベルなんです、XMは。鋭い段差を越えるときはXantiaの方が若干きつく感じますが、XMでも結構きつく感じます。

XMは召し使い?

 さて、ハイドラクティブECUがきちんと直ったので、エンジンを切って車を降り、ドアを閉めて30秒後には「プシュン」という音がちゃんと聞こえます。動いてますねー。プシュン音はハイドラクティブECUがエレクトロバルブを閉じるときの音です。ドアを開けると、その瞬間にまたプシュンと聞こえます。今度はバルブを開けたんですねー。
 なーんか、忠実な召し使いを持ったみたいで、気持ちいいです。ご主人様をちゃーんと迎えてくれてるんだなー、って気がします。


1993.11.29 第3回ヘソオフ

手前からTOS号、篠原号、松下号 (7353 バイト) 速いペースですが、ヘソオフがまたまた開催されました。今回はCML松下さんの地元、浜松です。コーナーあり、坂ありの適当に短い試乗コースがあってなかなかいい場所でした。駐車場も広いし。






左から篠原、松下、橋本さん (8384 バイト) 今回もCMLの橋本さんがわざわざ横浜からいらしてくれました。

 遠い所から来てくれたので、篠原さんから突然のプレゼントです。シトロエンのボールペンとカード。本来なら、ECUを直してもらった私がお贈りしないといけない所なんですが・・・^^;
 篠原さんの気遣いに感謝です。僕からは後日、今村幸治郎さんの本をお送りさせて頂きます(待っててね)。本当はこの日持ってくるはずだったのですが、ECUが直って舞い上がってまして、忘れました^^;^^;

 写真は左からへそ将軍こと篠原さん、kenjiこと松下さん、前首相こと橋本さんです。

 

今回のメニューは・・・

  ・私の車のハイドラクティブECUが本当に正常に動作しているか
    松下さんのハイドラクティブモードリアルタイムモニターを使っての確認。

  ・フロントストラットへのシリコングリース塗布

  ・セルフセンタリングの調整

  ・デスビ磨き・・・断念

  ・トヨタ2000GT現わる!


[ Home ] [ Up ]