Xantiaリモコンキー修理


折りたたんだ状態 (3193 バイト)XantiaのキーはXMと同様に折畳式で、赤外線式リモコンドアロックの発信機が内蔵されています。折りたたむ大変コンパクトになり、かばんの中に入れやすく、なかなかの優れものです。国産車ではみませんねー。こういう形のものって。便利です。

 

 

 

 

ネジを外して分解 (4340 バイト)上の写真の状態から裏返すと、このようにキーが折りたたまれている様子がわかります。その部分に小さなプラスネジが一つ見えます。分解にはこのネジを外します。

上の写真で、左下の台形部がゴムでできていて、押すと中のマイクロスイッチが押され、発振するしくみです。ですが、私のは押しても、赤外線が出ていないようです。左の写真の左上に白い円が見えますが、これが赤外線発振のパイロットランプです。ここが光らないのです。

 

 

分解した状態 (4717 バイト)ネジを外したら、本体を2分割します。2分割の小さい方は少し堅いですが、スコッと抜いてください。次に、ボタン電池2個を抜きます。最後に発信機本体を抜きます。この発信機部はXMと違って、抜きにくいです。堅い。抜こうとすると何か引っかかった感じがします。何かが折れそうな・・・。でも大丈夫です。思い切って引っこ抜いてください。折れることはないと思います(無責任モード)^^;

 

 

 

key6.jpg (4008 バイト)単にパイロットランプの故障なのか、それとも本当に赤外線発光していないのかをまず確かめてみることにしました。
 黄色く見えるのが、発信のマイクロスイッチです。透明なのが、赤外線発光LED。

 

 


key7.jpg (5639 バイト)赤外線発光を確かめるには、肉眼ではもちろん見えませんが、ビデオカメラやデジカメのファインダーを通してみると見えるのです。不思議です。この写真では、発光していません。パイロットランプの故障ではなく、本当に赤外線が出ていないことが分かりました。

 

 

 

 

発信機の基板 (7916 バイト)半田不良を疑い基板をじっくり見ましたが、それらしいところは見つかりません。そこで、CML橋本さんが第2回ヘソオフでXMのリモコンキーの半田の様子を虫眼鏡を使って見ているのを思い出し、子どもの虫眼鏡を拝借し、じっくり見てみました。
 すると、二つ上の写真で電池を押さえている金属の薄いステーの根元にあたるところの半田にクラック(ヒビ)を発見しました!左の写真でいうと、Yの下、+の左上のところです(この写真は修理後のものです)。

 この部分を再融解し、半田を少々載せてクラックを埋めました。


key8.jpg (4471 バイト)早速電池を入れて、試してみるとパイロットが光ってます!

 

 


 

key9.jpg (4495 バイト)赤外発光も確認すると、白く光ってるのが見えます。ちゃーんと出てますねー。大成功!!

クルマに行って、ドアロックを試すと、シュパンシュパン効きます。XMの時と同様、ものすごく嬉しかったのです。今回は誰にも相談せず、自力で解決できたので、喜びもひとしおでした。満足、満足。

 

 

 


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