あばん・ぎゃるど  
  シトロエン日記 特別編 1998.4.12  
  スピードインターフェースユニットの修理  

CMLのwackyさんのHPを見ながら、修理に挑戦してみました。

修理の手順は・・・
1.グローブボックスをはずす
2.スピードインターフェースユニットをはずす
3.アース端子を磨く
4.それでだめなら、再半田
5.それでもだめなら、新品購入
というものです。

これがグローブボックス (4335 バイト)

1.グローブボックスをはずす

 日記には載せていませんでしたが、実は一月ほど前、挑戦したことがあります。そのときは、あまりに堅くて外れないので、あきらめました。今回は、何がなんでもはずしてやるぞと言う意気込みです。まずはグローブボックスを開けて、四隅の+ネジを外します。これは、いくらド素人の私でも楽勝です。次に、ボックス内左側面にある照明をはずします。これは手で引っ張ると簡単に外れるので、あとはコネクタを抜き、照明本体と切り離すだけです。これまた楽勝です。次にグローブボックスが開くと照明をオンにするスイッチがグローブボックスの蓋を支えているダンパーの横についているので、これも照明と同じようにはずします。ここまで5分もかからないですね。
 でも、ここからです。問題は。wackyさんのHPやNiftyからの情報によると、グローブボックスのオープナーを開きながら、気持ち手前に引っ張りつつ上に持ち上げると外れるはずなのですが、これがどうして、堅くて堅くてとても取り外せるような感じじゃありません。なんか他にネジがあるような感じです。そこで探し回ると、発見しました!
 グローブボックスの中敷きをはずすと、その下にネジが3つあるじゃありませんか!これだ、これだ。「どうして、wackyさんのHPにこの事が書いてないのだろう。年式が違うからかなあ。」などと考えながらネジを外しましたが、やはり堅くてボックスは外れません。ネジの近くに黒いキャップが2つあるので、一応それもはずしてみるが、関係ありませんでした。
 ガタガタとゆすったり、上に思いきり引っ張ったりしているうちになんと、オープナーが固定されてしまって、元に戻らなくなりました。中で噛んでいるようです。うー。(T_T)
 やばい、まいったなあ。やっぱ素人が手を出すもんじゃなかったな。でもこれを直すにもボックスをはずして、オープナーの構造を見てみないとどうしようもない。やるっきゃない!てなかんじで、悪戦苦闘していると先程はずした中敷きのネジの穴がボックスを引っ張ると同時に動いていることに気づきました。ということは、中敷きのネジは関係ない!かえって、これをはずすと良くないのかもしれないと思い、締め直しました。その後もういちどwackyさんのHPをしっかり良く読み直すと、「サイドの爪をはずす」と書いてあるじゃありませんか。そうか、爪が隠れてるんだな。それが堅くて外れないんだ。そう分かってからは早かったです。サイドに力がかかるように重点的に引っ張ると、片方が外れました。やったー!とうとう外れたぞー!もう片方も同様にはずしました。あとは、オープナーが噛んでいる前側です。気合を入れて引っ張ると・・・バキッ!
 ぎょっ!折れた・・・。ボックス側のオープナーとのキャッチの部分が折れちゃいました。(T_T) でも、アロンアロファでなんとかなりそうです。とにかく、取り外せたんだから・・・!。ここまでで、40分かかりました。汗だくです。

最後にはずすコネクタ (5016 バイト) 取り外しの最後は、グローブボックスと車体側からの配線をはずすことです。
見事はずれたグローブボックス (6546 バイト) やっと取り外したグローブボックス・・・。
赤丸部が出っぱていた。これは直した後の写真 (3557 バイト) 噛んでいたオープナーは力ずく噛みをはずし、事無きを得ました。また前々から気になっていたことですが、オープナーがガタガタして手で押さえないといけないと言う問題もついでに対策しました。写真の赤丸部がでっぱていて、心棒の下側が外れていましたので、ドライバーで叩いて心棒を下側の穴に挿し込みました。これはフューエルリッドオープナーがきちんと締まらない件と同一の原因でした。
暗くて見えないが赤丸が目的のユニット (6226 バイト)

2.スピードインターフェースユニットをはずす

さて、次はスピードインターフェースユニットをはずします。このユニットは右奥に3つ並んでいる黒いユニットのうち一番右奥のものです。これをはずすには一つ手前のユニットからはずさないと取り出すことができません。はずすには、写真でも見えているように金属の爪に差し込まれているので、一度奥に押し込んでから手前に引っ張ります。しかし、これがまた堅い。とにかく堅い。途中までは引っ込むのですが、それ以上は堅くて奥にいきません。どうもさらに隣のユニットの後端が邪魔して、それ以上奥にいかないような感じです。仕方がないので、それを先にはずそうとするのですが、これがまたびくともしません。あきらめました。そこで、スピードインターフェースユニットを良く見ると、手前のをはずさずともいきなり取り出せそうな気がしてきました。いいや、めんどうくさい。とっちゃえ!てなかんじで、奥に押し込むとやっぱり堅い。いろいろやっているうちにパキッ・・・!あっ、またやっちゃった。ユニットを爪に差し込む部分が割れたようです。(T_T)

金属の爪 (4579 バイト)

で、取り出そうとすると、やっぱり手前のユニットが邪魔して・・・。うーん。困った。困り過ぎだぞー!もうこうなったら、手前のユニットの爪もおる覚悟ではずすしかない!と決意しました。で、この決意の根拠は、実はユニットの爪は一個所ではなく、もう一方の面にもあるのです。つまり、折れても裏返してつければOKということです。それで、マイナスドライバーでこじって、見事?一つ手前のユニットをはずすことに成功しました。
ここまでで、1時間半です。(^^ゞ

折れた爪。右がスピードインターフェース (8749 バイト) もちろん爪は折れましたが、これまたアロンアロファでなんとかなりそうです。スピードインターフェースの方は、破片が結構粉々になっていて、アロンアルファでは無理です。
コネクタをはずすにはまず外れ留めをはずす (6251 バイト)

3.アース端子を磨く

さて、とにかく外れたので、次はアース端子を磨くことにしました。コネクタをはずそうとして、引っ張るとまた堅い。よく見ると、ん?金属の外れ留めがついてます。これはマイナスドライバか何かで引っ張るとOKです。もちろん、金属を押さえている爪をはずしてからね。
 無事コネクタをはずし終えて、端子を見ると真っ白に塗ったようになっています。粉吹き状態です。粉吹き状態の端子を磨いて、DEFECTIVE R.STOP LAMP TESTの誤報を直したことがあったので、これはもらった!絶対に直る!と直感しました。はやる気持ちを押さえて、丁寧にヤスリで磨き、CRCの電子機器用クリーナーを吹いておきました。
 早速、試乗です。・・・ん、だめだ。トリップコンピュータ動いてない。−−−のままです。(~_~;)

ということで、今度は再半田に挑戦したいと思ってます。
折れた爪のユニットは今はガムテープで固定してます。内部だから、いいや。(^^ゞ


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