あばん・ぎゃるど  
シトロエン日記 74,000km
  1993年式XM-Xの詳細レポート  

去年7月に見たときと同じかそれ以上に、いいコンディションだと思いました。乗り心地はかなりいいですね。リアのみスペコンなのですが、7月の印象よりまだいいです。やはり黒XMのスフェアがそろそろ寿命だったせいか、余計にそう思うのかもしれません。

ブレーク用のかっこいいアルミがついています。これのが掃除がしやすそうー。

黒とはまた違った雰囲気です。モダンな感じがします。
サンルーフがあると、室内が明るい!久しぶりにサンルーフ車というものに乗ったので、これまた気に入っています。チルト機構ももちろんついていますので、晴れた日は爽やかです。ガラスに小さい水玉(黒だけど)が一面に入っていて、日差しが少しは和らぐようになっています。この柄がとてもポップなんだけど、質感があって気に入っています。
これこれ、これですよ。革シート。革は多くのXM-X同様にほとんどやれていません。黒革とウッドがとても似合っています。Rakuさんによると、この革シートはシートバックも本物の革を使っているそうです。ステアリングも革なのでとてもしっとりしていて握りやすいですね。
オーディオは純正からPioneerのカロッツェリアに変更されています。なかなかいい音です。12連奏CDチェンジャーがトランクルームに、外部アンプが助手席下に積まれています。さらにインダッシュNAVIもついています。おかげでリモコンが3つもあってまだ使い方を全然把握していません。
でも、ちょっと残念なのはオーディオが純正から変更になっているためにウッドパネルがはずされてしまっていることですね。
ウッドパネルは、本物の木です。ウッドパネル風ではないし、薄いウッドを貼ってあるという感じでもなありません。ジャガーなんかの艶ありのウッドではないので、遠目には安物臭く見えたりするのですが、よくみるとなかなか高級感があります。
今までXMのウッドは偽物臭くて色が薄いし、安っぽいと思っていたのですが、全然違います。すっごい満足です。これ、かっこいいし、鏡面仕上げでないところがとてもほっとする雰囲気を持っています。
どういうわけか、キーがXantia風というか、Xm風に変更されています。折りたたみ式ですが丸い感じのものです。形状、大きさはXantiaとまったく同じです。
CITORENマークは、前オーナーのRakuさんに頂いたものです。なかなかおしゃれで品がいいオーナメントです。
エンジンルームは、こちらにあるとおり永井シリコンプラグコードに交換されています。
黒XMはここからオイルが滲んでいましたが、矢印のようにピンク色のシールがされています。
ATクーラーホースはメッシュの対策品に交換済み。
エンジンマウント(アッパー)は交換済み、「ツーフィンガー by 三冠王」
2つの後付スイッチがついています。黄色は、水温が高いときにエンジンがかかりにくいというXMのお約束を補正する可変抵抗用のスイッチです。普段は常時オン。
赤は、NAVIのサイドブレーキ検出をだますもの。NAVIのルート設定やTV視聴はサイドブレーキがかかっていないと動作しないのですが、このスイッチをカチカチと一往復すると、OKになります。パイオニアのサイドブレーキ検出は他社のようにアースに落とすだけではだめなことからこれが設置されているようです(佐藤さんの二人前のオーナー時に設置)
スターター回転時のみ上の黄色スイッチにつながる水温センサー補正抵抗が動作するようになっているそうです(前々オーナー佐藤さんによる改造)
さて、乗り心地ですが、すこぶるいいです。リアがスペコンに換装されているだけあって、ふわんふわんです。ゆらゆらです。ものすごくゆったりとして感じで、内装とあいまってますます高級に感じます。なんだかお金持ちになった気分ですよ。こりゃーいいわー。信号待ちで停車すると、リアがしきりに持ち上がります。そして、下がる。新品スフェアに特有の現象がかなり顕著です。スペコンのせいでしょうか?
ステアリングがきちんと車速感応になっています。ドリブンギアソケットが生きてるんでしょう。黒XMよりずいぶんステアリングが重いです。ですから、カチッーーーっとしてる感じがします。でもその分、ちょっと重厚というか、全体に重い感じがしてしまいますね。ステアリングは軽いほうがよかったかな?とも思えるくらいです。このせいか、XMの方が全体に軽やかでカジュアルな感じがします。Xantiaに似ているといってもいいとおもいます。でもこれが本来のXMなんでしょうね。

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