あばん・ぎゃるど  
シトロエン日記 2003年3-4月
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2003.3.20 XMを売り、XM-Xに乗り換える決心の日

ミニオフでお会いした三重のRakuさんから、93年式XM-Xを買ってくれないか?というメールを頂きました。えっ・・・?あれって、2002年7月に買ったばっかりじゃん・・・、と思ったのですが、以前から革シートの車に憧れていて、いつかXM-XかXmが欲しいと思っていた私は、即決しました。
オフ会でXM-Xの方のお車を拝見するとやっぱり革シートって高級感があるっていうこと、それとXM-Xは外装がフルカラードなので、新しく見えるってこと、この二点がとてもうらやましく思えていました。Rakuさんのお車は珍しい93年式であること、メンテナンスがびっくりするくらい行き届いていて程度がかなりいいことが決め手でした。本当は前期型XMには手を出さないつもりでした。なぜって、もう今までのような苦労はしたくなかったからです。またあのメンテナンスを一からしなきゃなんないのか、って思うと途方にくれそうな気持ちになったものです。それが今回、私がやってきたようなメンテナンス以上の手が施されていた個体に出会って、これならいいのではないか、と思ったわけです。

さて、そうなると今のXMを売らないといけません。私の10万2千キロ走行のおんぼろXMを買ってくれる人がいるのかどうか・・・。ヤフオクなどを見ると、XMだと5万円でも買い手がついていない状況を見るととても不安でした。ショップに相談すると、「逆にお金を取られるくらいだから、個人売買が一番いい」という話でした。でもヤフオクに出して、まったく知らない人から声をかけられるのもなんだか不安で、Guest Bookに書き込みし、CMLに投稿しました。価格は10万円。高いかなぁー、と思っていました。すると、4時間後にはDMが届き始めました。翌朝には、篠原さんが直接電話もくれました。篠原さんが買ってくれるなら、もう彼にしようと思っていました。何しろ彼とは三冠王さんらと共に5年くらい前からのつきあいです。私の車も良く知っているわけです。しかし、彼は奥様から大反対されて、今回は諦めると・・・。あーあ、と思っていたのです。その後、計5人の方からお話を頂き、大変悩んだのですが、結局東京のトミナガさんという方にお譲りすることにしたわけです。


2003.3.29 トミナガさんにXMを見ていただく

トミナガさんが東京からわざわざ私のXMを見ていただけることになりました。その数日前、実はXMのトランクが開かなくなっていました。それで、そのことをメールでお伝えしたのですが、現在プジョー306に乗っているが、それも最初は開かなかったので、自分で直せると思うから全然気にしません、とのこと。いやぁー、この人はすごいわー、と思いました。この人なら、XMでもきっと大丈夫だろうと思ったわけです。

で、当日、プジョー306でいらっしゃるかと思いきや、ご家族と共に旧メルセデスC200で登場。聞けば、奥様がスタンドで当てられて代車とのこと。うっ・・・こんないい車に乗っちゃったら、私のXMなんて、乗れたもんじゃないな・・・やば・・・^_^; って感じだったのですが、XMを見るなり、綺麗ですねー。とのお言葉にほっとしたわけです。トミナガさんの奥様とお子様もいらしていたのですが、奥様もXMをお気に入りとのことで、お話していると車にかなり詳しいご様子。前車の205時代、交差点で立ち往生したことも数回あるとのことで、これなら、奥様も大丈夫と確信したわけです。

少し長めの試乗をしていただくと、「まるで船ですね。このステアリングもそうだし、どんぶらことした感じもそうだし、今までの車とまるで違いますね」「中が広い!」「この車に乗っているととてもゆったりとこの車の中だけ時間の流れるのが遅いように感じます」とのご感想を頂きました。とてもうれしいほめ言葉です。って俺がほめてもらったわけじゃないのに、自称シトロエン・エバンジェリストとしては、我が意を得たりという感じでした。降りてからも「なんだかゆらゆらとゆれている感じが残ってますね。降りたほうがよりよくどんぶらこが感じられます」。エクステリアを見渡し、「やっぱりXMかっこいい」といううれしいお言葉を次々と頂戴し、買って頂けることになりました。

ここでトミナガさんから、うれしい申し出がありました。よかったらメルセデスに試乗しませんか?もちろんです。ステアリングを握って走り始めた途端、これはいい!ものすごくしっとりしています。フリクションが少ない。そしてアクセルもシトロエンに似て重めです。私は日本車のアクセルが軽すぎてなじめないのですが、これはいいです。走行中はやはりばねは堅めですし、シートも堅いので、そこはちょっと・・・なのですが、でもボディ剛性が高いのでXMならガタタタタとくるような突き上げも、Cだとごつっといった一瞬のショックののちは、ばねがしっとりと受け止めてくれるという感じです。XMならストロークする前にボディーが震える感じがするのですが、それがまったくありません。すばらしい!!Cクラスなんて小さいしかっこ悪いと思っていたのですが、乗るとわかりますね。これはうちの妻が喜ぶ乗り心地ですよ。すっごく欲しくなりました。


2003.4.2 93XM-Xがやってきた

今度のXM-Xはシルバーです。正式にはグリドルメンといいます。本当は黒XM-Xだと最高だったのですが、このグリは黒とは印象がまったく違ってモダンに見えます。RPは5226(28 February 1991)です。黒XMが5079(4 October 1990)ですから、半年ほど後に作られただけです。走行距離は74,000km。私で6オーナー目です。
九州の大塚さんから教えてもらったのですが、このXM-X実はCMLの佐藤さんという方が乗っていらっしゃったものだそうです。ちょうど一年前にCMLで売りに出ていたらしいのです。それをRakuさんが買ったというわけです。↑を見ていただければおわかりになるように、なかなかの物件です。詳しいレポートはこちら

RakuさんがQ&Aに書かれていたエンジンがかからない現象ですが、今日だけで4回発生です。でもリトライするとすぐにかかるので、今のところ大丈夫です。でもこれはちょっと調べたいところですね。
あと、アクセルを踏んで、2速から3速になる間、ぶ〜んとどこからか異音が発生していました。これはATF量が多いとそうなったようなことを聞いたことがあるんですが、Rakuさんが前オーナーの佐藤さんから聞いたところによると「ブーン音ですが、ATホースからの共鳴音だと思います。対策済みのATホースに変えてからの音で西部ディーラーで確認済みです。一度アクセルを戻すと改善されるみたいです。ぜんぜん問題はないそーです。」とのことです。確かにアクセルを戻すと音が鳴り止みますが、踏むとまた音がします。でも2速に入っている間か、リバースに入れているときだけ発生します。


2003.4.4 サンルーフ・シェードの取っ手が落ちる

今度のXM-Xはサンルーフ付です。サンルーフはとても久しぶりです。子供にとって初めてです。子供にサンルーフの内側のシェードを開けさせるために「その取っ手を下ろしてあけるんだぞ」というと、息子は素直に地面方向に取っ手を引きました。すると、いとも感嘆にとっては落ちました(かろうじでひっかかってはいるけれど)。はは・・・やっぱりシトロエンです。内装がいくら革で高級そうでもやわなんですね。後日、ボンドでひっつけました。

2003.4.5 XM嫁いでいく

ほんの数日間、2台のXMとXantiaに囲まれた生活でしたが、とうとう5年間苦労と幸せをくれたXMとお別れの日でした。お別れする前にはじっくりと乗ってやろうと思っていたのですが、トミナガさんにお譲りすると決まってからはほとんど乗っていません。もうこれはトミナガさんのものなんですから、見ていただいたときから状態が変わっていてはいけないという気持ちが先にたって、乗れませんでした。お別れ当日はですからあっけないもので、この写真を撮ってすぐに待ち合わせ場所に行きました。
今日もトミナガさんはご家族で共にいらっしゃいました。これにはびっくりしたのですが、奥様もお子さんも車がすきなんだそうです。トミナガさんが待ち合わせの駅から降り立ち、直前まで洗車していてピカピカのXMをみて、「うわぁー、やっぱいいねぇー」と奥様に話しかけるように独り言をおっしゃっていたのが印象的でした。

私のXMは運転席側のシート座面が破れていたのですが、ドリームオートの社長が私がXMを売るという話をしたら、部品取車からシートをあげる、といってくれました。そこで、トミナガさんと一緒に座面をとりにいきました。その他細かい部品もいただきました。社長、どうもありがとう。

そうして、トミナガさんご一家とXMは一路東京まで向かいました。めったにみることのない後姿のXMを見ましたが、めちゃくちゃかっこいいですね。自分でいうのも変なのですが、黒XM、かっこいいですよ。あれに乗っていたのかー、って感慨深いものがありました。
XMはそんな遠出なんてしたことないわけで、トミナガさんが途中で止まってしまわないか心配でしたが、無事到着のメールを頂いて、ほっと一息です。到着翌日、左ドライブシャフトブーツが破れていたそうです(~_~)


2003.4.6 XM-Xエンジン始動できず

実はRakuさんところからXM-Xを取りに行ったその時からエンジンがかからないという現象が発生していました。どうも佐藤さんの時代にはすでに発生していたようなんですが、Rakuさんも以前からここでそれを訴えていました。それはRakuさんからも説明を聞いていました。Rakuさんところのお店からスタートするときに既にそれは発生しました。発生したときは焦らず数回試すとエンジンがかかるということを聞いていました。実際そうでした。
現象としては、セルが回らないんです。以前発生した現象にそっくりです。で、やっぱりリレーを磨いたんです。しばらくよかったんですが、後日また発生しました。どうもエンジンが温まっているときだけに発生するようです。ですから、以前の現象とちょっと違うかもしれません。でも一度リレーを交換してみようと思っています。

この件に関して、佐藤さんからRakuさんへの引継ぎ書には次のような記述が見られます。
「左ヘッドライト裏にリレーが並んでいますが、確か一番外がスターター用インヒビターリレーです。私が購入した当初、エンジンが熱いときにスターターが回らないことがあったので、スターター交換前にここからエンジンの上を越えて右側のオルタネーター付近を通ってスターターS端子に、水色のq.5sqケーブルで配線を引きなおしています。」「同じリレーから、スターターに電流が流れたときのみ、先に述べた水温補正回路がONになるように、ECUボックス内にある未使用リレーを駆動させるたまの配線を引いてあります。確か青いケーブルを利用したような気がしています。」と書かれています。これは、ここにある一番下の写真のことでしょう。


2003.4.13 XM-Xのワイパーゴムの交換

このところ雨続きでXM-Xのワイパーゴムがびびっていましたので、交換することにしました。以前やっているので品番などはこちらに書いてありますのでそのまま信用して、AUTOBACKSに行きました。しかし、いざつけようとすると断面形状が違います。以前のは四角形だったのですが、今ついているやつは台形です。ブレードが黒XMとは別のものだからでしょうか?どちらがオリジナルかわかりません。今のはBOSHのがついています。
とにかく、あわてて返品しに行きました。間違えないように今ついているゴムをもって買いに行きました。しかし、長さ600mm、幅6mm、断面台形というのは売っていません。
そこでドリームオートさんも取引していて、奈良や大阪からも訪れる人が多いという秦三商会さんに買いに行きました。なかなかなかったのですが、いろいろ探してくれて、ようやくアウディのものがあうということがわかりました。比べてみると、確かに断面形状もそっくりです。1本880円。装着してみるとぴったりでした。まぁ、AUTOBACKSでも700mmのをきればよかったんですけどね(~_~)

Xantiaのワイパーゴムの交換

ついでにXantiaのゴムも交換することにしました。今回はフロント左右とリアの3本です。フロントはここでやったので、同じものを買いました。あいかわらず600mmというのはありませんので、前回同様700mmを切って使いました。リアは前回は少し長い500mmのを使いましたが、今回はAUTOBACKSで、475mm(品番E47)というのがありましたので、それを使いました。長さはぴったりです。ただし、Eシリーズは曲がっています。これによって不具合は今のところありません。また断面がブレードのつめは四角なのですが、このゴムは台形です。ですがこれまた今のところ問題ありません。四角でこのサイズがあるなら、そのほうがいいかもしれませんけどね。

写真では2本のゴムで上が今回買った450mm、下が前回の500mmです。

 
  長さ 断面 ブランド 型番 価格 加工
運転席 700mm 6mm 台形 STAFFMAN D70
(品番282311)
700円

少し長いので、はさみで切らないとだめ。切るのは再利用する板金を取り付けてからにしましょう。

助手席 500mm 6mm 台形 STAFFMAN D50
(品番282309)
580円 不要
リア 475mm 6mm 台形 STAFFMAN E47
(品番282313)
620円

実際のブレードの爪は断面が長方形ですが台形ゴムでも大丈夫でした。


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