あばん・ぎゃるど  
  シトロエン日記 2003年6-7月  
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2003.6.28 Xantiaのエンジンオイル交換

近所に輸入車一般のオイル交換もやってくれるお店がつぶれてしまったので、ドリームオートさんにお願いしました。オイル交換はなんと、前回は49,303kmで今回57,523kmですから、8,000km以上さぼっておりました^_^;
エンジンオイル3,200円、交換工賃1,000円でした。

2003.7.5 Xantia、異常にLHMが減るのはフロンとサスペンションリターンホース折れだった

先週、妻が「走行中にずっとSTOP警告灯がつく」というのでLHMの量を点検してみたら、LHMゲージの金属円盤が下に沈みこんで見えないくらいに減っていました(写真)。
あっちゃー!なにこれー?なんでこんなに減ってるのぉ?そーいえば、最近チェックしてなかったけど、こんなに減るかぁ?これはどっかおかしいよな。と、下回りをチェックしたり、車高を上下させて見ましたが、さして漏れているところは発見できず・・・。うーん、自然減〜?
不審だったんですが、とりあえずLHMを補充してみたら800ccほど入りました。あらら・・・。
ですが、一週間たってまた妻が「入れてもらった直後はよかったけどここ数日またSTOP警告灯がつくよ」というので、いよいよおかしいということに気づきました。
どこから漏れているのか?相変わらずした周りには、漏れ跡はありません。LHMタンクのシールが弱っていて、上の写真のように漏れているので、これかと・・・。しかしこの程度はもう何年も前からですし、なんぼなんでも1週間で800も漏れるわけがない・・・。
車高を上下させていたときに、ふと見ると左フロントストラットの蛇腹が外れていることに気づきました。あらら・・・これ、一回外れるとはずれ癖がついて厄介って聞いてたけど、うちのもとうとうきちゃったかぁーと思い、ついでだからシリコンスプレーをストラットシリンダーにぶっかけたりしてたら・・・。
サスペンションリターンホースが折れているじゃないですか!これだ!
ここが折れるって話は聞いてたけどやっぱ折れるんだなーと改めて納得。車体側に折れた先端が残っていてこれをプライアーで引き抜くとゴムなのにまるでプラスティックのように硬化していました。
とりあえず、ストラット側の長さがまだサスペンションが伸びきっても余裕があるくらいだったので、そのまま車体側のパイプに刺しておきました。工具も何もいるような作業ではありません。たんに奥までしっかりと差し込むだけです。そんなに応力がかかる部分ではないので、応急処置としては十分だと判断しました。
リターンホースを見ると、このようにゴムがひび割れています。これは右もきっと同様なので左右とも替えるつもりです。

2003.7.28 Xantiaのフロントサスペンション・リターンホース交換

Xantiaフロント・ストラット・リターンホース ↑で折れてしまったホースを交換することにしました。まずは部品の手配です。

あすなろさんほか、いくつか探しましたが、純正品でも値段が元々安いので、ドリームオートさんから純正品を購入しました。左だけが折れましたが、左右とも交換することにしました。

写真上はリターンホース。マウスを持っていくと裏側が見えます
写真下はホースクランプ

部品名(部品番号) 数量 単価(円) 価格(円)
フロント・ストラット・リターンホース(95 050 399)  2 1,670 3,340
ホースクランプ(96 127 591) 2 1,120 2,240
部品送料   1,055 1,055
次にホースクランプを脱着する特殊工具を作ります。特殊工具のことを業界用語でSST (Special Service Tool)というそうです。作るといっても既成の工具(普通のウォーターポンププライヤー)の先をやすりで削るだけなんです。参考にさせていただいたのは、TamakawaさんPさんとこです。加工は写真のように(マウスを持っていくと全体写真)、プライヤーの先端部を円形のヤスリで削り丸い円をあけます。Tamakawaさんのように円でなくてもかまいませんが、どれくらいの大きさのものがいるかというと、結論は直径が5mm以上です。できれば6mmは欲しいですね。そして、青丸印のところが大事です。ここがこのように丸くカットされてないとうまくいきません。実は、左を交換しているときに円の直径が足らなかったのと、ここがラウンドカットしていなかったので、クランプのつめをうまく掛けることができず、変形させてしまいました。
ここまで加工するのに手で削って約40分ってとこです。結構疲れます。
車高をあげて、油圧ジャッキであげて、ウマをかけ、タイヤを外しから古いホースクランプを外します。ホースクランプは出来立てのSSTで爪をつまみ、少し引き起こすように強くひっぱると外れます。このとき、クランプを再利用する場合は少し丁寧に引き起こしてください。再利用は可能だとおもいますが、変形するとつめが引っかかりにくくなるので、高いものでもないので新品のほうがいいかもしれません。
このときは、SSTの青丸印部をラウンドカットしてなかったので、外しにくかったですよ。これは装着するときにも問題でますから、必ずラウンドカットすることをお勧めします。
次に古いリターンホースを外します。クランプさえ外れたら単に引っ張るだけです。このとき、地面に古新聞を敷いておかなかったのでLHMが結構漏れました。ホースからと、リターンパイプから両方から漏れます。
これがクランプの拡大写真です。このように納品時は、爪の一部が途中のひっかけにひっかかっていて、外しにくいのですが、内側に押し込むようにするとパンッ!とはじめるように外れます。

装着するときは、左の曲がっている爪を右の突起に引っ掛けます。このときSSTが威力を発揮します。引っ掛ける瞬間の爪と引っ掛けを足した幅が約5mmなのです。ですから、SSTの円の直径がこれよりも小さいと、爪が引っかかる前につぶれてしまうです。

ピンボケでわかりにくいのですが、これがストラットの裏側で、小さな穴があります。ここにリターンホースの四角い部分を当てます。あてるだけなのに、よく漏れてこないなぁ、って感じです。そして、新品のホースクランプと共にホースを装着します。このとき、先に車体側のリターンパイプにホースの先を刺しておいて方がやりやすいですね。

装着写真はTamakawaさんのページをご覧になってください。


2003.7.31 XM、R23で立ち往生(>_<)

今度のXM-Xに限って壊れるはずがない、と高をくくっていたのが間違いでした。やっぱり今までのオーナーさんが手塩に掛けて整備してきてくれたXMでも、XMはXMです(ーー;)
やってくれました。以前乗っていた1992年式XMのときとまったく同じ現象が出てしまったのです。現象を詳しくご報告すると
 ・走行中、突然アイドリングが不安定。ストールしかかる
 ・そのときにアクセルを踏んでも反応せず。
 ・さらに踏み込むと突然ぶぃーんと3〜4000rpm
 ・いったんスピードが出ると安定する。
 ・渋滞や信号で止まると、ストールしかかるか、ストール 
 ・Pでアイドリングしていると数十秒後に2500rpmくらいになる
 ・その数秒後ストールしかかる
 ・Dでアイドリングしていると、すぐにストールしかかる
 ・走行中アクセルを踏んでも燃料が噴射されていない感じ。回転あがるどころかストールする

インパネ内のエンジンチェックランプ(-Kマーク)は後半、点灯しました。 エンジンを切っても再始動すると点灯してました。デスビキャップは1年ほど前、交換した記録がありますので、どうもセンサー不良により燃料噴射制御がうまくいってないように思えるのですが・・・。

それにしても、今日ほどXMに乗るのやめようかと思った日はかってありませんでした。R23の渋滞のろのろの中、何度もストール。周りをトラックに囲まれながら、フラッシャーで路肩に寄せ・・・でも、路肩に寄せただけでトラックが通る抜けられるわけもなく・・・。 ほんと参りました。ストール、再始動(これがなかなか再始動しない)を繰り返し、しかも走り出しても最初数秒は5km/hくらいしかでないんです。
途中、R23では路肩に寄せるところがないので、R1に入り、再始動が困難になったら道路沿いのお店の駐車場を借りて、いろんなセンサーを磨きました。でも、症状がまったく変わらず。黒XMの時は、しばらくすると何事もなかったかのように自走できたんですが、今回は途方にくれそうになりました。そんな状態でなんとか自宅に帰り着きましたが、疲れ切りました。
自宅で自分のHPをみて、吸気温センサー(写真青矢印)を磨いていなかったことに気づき、それを磨きました。
スロポセンサーか、ISCVのコネクタか、水温センサーだと思っていたのですが、 ダイアグ呼び出したら、31(O2センサ信号),51(O2センサーハーネス),13(吸気温センサー信号),14(水温センサー信号),53(ECU入力電源10V以下)が出てました。水温センサーは、エンジンカバー外すと左にある緑コネクタですよね?これは路上で磨いたんですが、現象変わらず。 家に帰ってから、吸気温センサー他目に見えるところは全部磨いて、今はとりあえず落ち着いています。まぁ、夜だから気温が下がったことが大きいのかもしれませんが。 それと、53が出ていたので、m1に接点復活剤、エンジンカバー外したついでにm3にもスプレー。それとECUのコネクタを外しました。これでECUがリセットされたので、これによって、今は落ち着いているということもあるかな? 

Guest Bookに書き込んだらさっそく皆さんがアドバイスくれました。ありがとう!

keigoさんから:
ダイアグの項目が出すぎです、なんでこんなに出るの?と思うんですが、共通するのはエンジンヘノアースなんじゃなかろうか、と思うので、バッテリーの端子+と−双方に熱を持っていないか?バッテリーから車体・エンジンへのアースをしっかりチェックしとくべきかな?と思ったりしてます。
55Barさんから:
僕の92XMも暑い日はブスブス言います。 WOWOWだと信じて、あれこれやってみたのですが、結局いちばんいちばん効いたのは、むさんから教えていただいた、STPの「インジェクタークリーナー」でした。
むさんから:

わたしね、ずーっと気になっているのは皆さんのXMの配線で”北東北通信”の 熱害の章で指摘している配線結束している部分の劣化状況です。 私のXMでは、たった2本の銅線でしか繋がっていない配線もあったのですよ。 2カ所あるのですが、スロットルボディ側の熱損傷がひどいです。 センサーでアイドルに直結するのは水温センサーだけです。吸気温センサー、圧力センサー、ノックセンサーはコネクターぬいてもアイドルが著しくおかしくなる ことはありませんでした。エンジンアース、バッテリ端子、配線結束部分、ECUBOX内リレー、LHMタンク下の 茶色9PINコネクターを点検してみてください。

みなさんのアドバイスでもう一度、点検してみようと思っています。


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