シトロエン日記 2000年9月 | ||
あばん・ぎゃるど |
走行中に突然ハイマウントストップランプが落ちました。ハーネスだけでリアウインドーの上からぶら下がってる状態でした。ハーネスやコネクタに負荷がかかり良くないので、応急措置としてリアブラインドをして、本体を支えました。
ユニットを本体から外して落ちた原因を探りました。
この写真は、修理後のものですが、大きく見えている黒いものがハイマウントストップランプです。95年式はリアハッチ上部に装着されています。写真はハッチを開けて、見上げるように写したものです。
本体を外すには、まず赤矢印部を持って引っ張り蓋を外します。この中に10mmのねじが2本隠れています。
これがねじです。この金属部ベースが黒い樹脂製の本体とリアハッチをつないでいます。
ねじを外すとハーネスが2本出ています。コネクタで本体とつながっていますので、それを外します。
このように金属ベース部と樹脂製の本体、ワッシャーで留まっています(もちろん先ほどの10mmのねじも)。このワッシャーの径が小さいためか、本体の重みを支えきれずに、ワッシャーに沿って樹脂が割れてしまっていました。両方とも。もちろん、屋根なし駐車場で夏の炎天下にさらしていたので樹脂が劣化していたことも関係あると思いますけどね・・・(^_^;)
そこで、もう少し大きい径のワッシャーをかまして、まだ割れていない部分にそのワッシャーがあたるようにしました(すみません肝心のその写真が無くて・・・)。もちろんそれでは支える面がまだ少ないのでいづれまた割れると思います。ほんとうはもっとさせる面積を大きくするため、両方の穴を同時につなぐような板を買ってきたのですが、ねじ穴位置と穴径があわずに、断念しました。
ま、とりあえずこれで直っていますのでまあまた一年くらい後に起きるかもしれませんが、そうなったらまた考えます(^_^;)
どういうわけか、7月中旬頃から8月下旬くらいまでABS OUT OF USE がほとんど出ていませんでした。が、ここんところまた出だしたんです。走行後すぐに。そんな折り、Guest Bookで「む」さんこと藤原さんがある方法を教えてくれました。ABSの油圧ユニット(エレクトロバルブ)につながるコネクタが二つあるんですが、それを抜き差しすればいいそうです。彼はそれで最近頻発していたこのエラーが直ったと言うんです。早速、この日、それを試してみました。
ボンネットを開けて、正面からバッテリー近くから地面方向を見たところです。緑のコネクタが見えます。これが上下に3つ並んでいます。このうち上と下を外します。ただし、上からは隙間が狭くて手は届きますが、コネクタを外すには至りません。
そこで、フロントをジャッキアップしてウマをかませ、下からアクセスします。メイン球近くにブレーキ球が見えます。その上の方(赤矢印)に問題のコネクタが見えます。これまたちょっと外しにくいくらい狭いのですが、なんとかなります。
で、抜き差しだけではもったいないと思い、コネクタ磨きをしようとしたのですが、狭くてちょっと・・・って感じで断念しました。
さて、走行テストです。今まで走行後にすぐに出ていたABS OUT OF USE でしたが、すぐには出ませんでした。でも1kmくらい走ったら、出ちゃいました・・・(^_^;) しかし、翌日の通勤途上では一回も出ませんでした。この日は天候が雨だったので、湿度の関係で単に出なかっただけかもしれません。
と思っていたら9月12日にまた出てしまいました。でもこのコネクタは関係してそうな気がしています。今度はコネクタにエレクトロニクス・スプレーをかけてみようかと思います。
数ヶ月前から発生していたのですが、ここ1ヶ月で頻発していました。エンジンがかからないのです。セルも回りません。ブゥ〜ンと冷却ファンが回るだけなんです。ちょうどATのDレンジでエンジンをかけようとしたときと同じです。ですから、ATレバーのスイッチの接触不良だと思っていたんです。
これが発生すると焦ります。ATレバーをガチャガチャと1にしてまたPにしたり、Nにしたりして、エンジンをかけようとします。何回かやっているうちにかかります。ですから、ATのレバースイッチに間違いないと思ってました。最初は2〜3回でかかっていたんですが、ここんところは10回以上もやってもかかりませんでした。
そんなおり、GuestBookでkeigoさんが私と全く同じ現象が起きていて、ある時全くかからなくなってしまったと言うんです。彼はプロのメカニックですから、くだんのスイッチを積んでいて(!)、早速交換したらしいのですが、やっぱりかからなかったんだそうです。一緒にいたURUさんがあるリレーを交換したら、見事かかったそうです!これにはkeigoさんも脱帽したようです。まったく彼らはすごいです。
さて、そのリレーというのが、左ヘッドライト裏にあるリレー群の一番右(ヘッドライト正面から見て右、リレー正面から見て左)のリレーだったそうです(左の写真)
とりあえず、そのリレーを見てみることにしました。リレーを抜くとピンがかなり汚れ、白く腐食もしていました。それをヤスリで磨きました(写真は磨いた後のもの)
リレーを抜くには、ただ単に強く引っ張れば抜けます。ちょっと堅い場合があります。リレーをひねりながら抜こうとするとリレーの台座が抜けるようになっているので、ねじらない方がいいと思います。
ついでに他のリレーやECUボックス内にあるもの(左写真)も全部磨きました。全て同様に汚れ、腐食が見られました。ここのリレーを抜くには、リレーの上にある細長く折れそうな同色の棒状の引っかけをリレーホルダーから外さないと行けないのですが、これがまたなかなか抜けにくかったのです。折れそうでした(^_^;)
後日談ですが、10月31日現在、発生していません。あれほど発生したいたこの現象ですので、原因はやはりこのリレーの接触不良だと思われます。
もともと軸が折れていてセロテープで補強されていたのですが、セロテープが切れたために、吹き出し口切り替えダイアルが回るのに、空回りしていました。軸には、金属の薄い板(←)があるのですが、それがダイアルユニットの中に落ちてしまっていたので、まずそれをピンセットで苦労して取り出しました。それから、その板をはめて、ボンドで接着し、セロテープで補強しました。
ピンセットで取るにはまず、空調パネルを外すことになりますが、これは簡単です。左右のダイアルを引っ張って抜き、そこに見える二つのプラスねじ(←)を外すだけです。