あばん・ぎゃるど  
  シトロエン日記  
  2009.9.26 サス・モニターを取り付けてみた  

シトロエンXmが時々サスロックすることがありました。ハイドラクティブECUが故障している可能性もあり、salさんにECUを譲っていただいて、今装着しています。ECUのバージョンは、元々付いていたのが、H4.3.。譲っていただいたのが、H5でした。H5にしたら、なぜかラジオ法でのサスモニタリングができなくなっていました。しかも、H5にしたからといって、サスロックしないということはなく、やはりしているように感じます。でも、ラジオ法が効かなくなったので、感覚でしか判断できず、少し困っていました。どういうときにサスロックするのか、それともサスロックは気のせいなのか、そのあたりがよくわからなくなったからです。そこで、三冠王が自作したサス・モニターを貸してくれるというのでお借りしました。
とても丁寧な梱包で、早速送ってきてくれました。三冠王の気遣いや思いやりが感じられます。三冠王に限らず、私とお付き合いくださっているシトロエンな方々って、本当に尊敬できる人たちばかりです。ありがとうございます。感謝、感謝です。
電流計とと電圧計から成っています。サス・モニターは、電流計の方です。
「右側のメーターは、シガーに差すと10V引いた電圧が読めます(結構アイデア賞だと思うのですが)。使っても使わなくても左の電流計には全く関係ないですが、、バッテリー電圧異常の時にサスロックしているとかが無いかを確認できます。例えばエアコンとかライト点灯時など。」 by 三冠王。
そうですね、今までわからなかった電圧というパラメータの変動が見えることによって誤作動が起きている条件を発見できるかもしれないですね。
装着方法は?とたずねると、「F34フューズを抜いて、フューズの付いた赤い線をそこの左側、黒を右側に差す、それだけです」とのことで、やってみました。
ちゃんと、左に挿し込むケーブルに「F34左側」と書いてくれてあります。さすが、某メーカーでマニュアル作成に携わっていたエンジニアだけあります。こういう表示ってものすごく大事です。
F34フューズというのは、ハイドラクティブサスペンション関係のフューズで、助手席側にあります。
ここの電流は、サスペンションモードがSPORTSに入ると0Aになることが知られています。
フューズボックスを開け、一番下の列の左から2番目がF34になります。
F34を抜いて、指示通りにモニターのコネクターを挿しこみます。
助手席ドアを開けたままにしておいたので、エレクトロバルブに通電している音が、ボディ下側から「ヒーン」とかすかに聞こえています。F34を抜いた途端、当たり前ですが、音が消えました。
挿し込んだ途端、ヒーン音が復活し、メーターは、電流計が大体0.55A、電圧計が10V引きますと・・・12.4Vといったところです。
配線がこのままでは、フューズボックスの蓋が閉まらず、見栄えが悪いので、蓋の奥の隙間をとおしました。電圧取るためのシガーソケットはかなりきついです。
配線をなんとか綺麗にして、メーターを両面テープで固定しました。
エンジンをかけると、電流計が0.55A、電圧が13.7V位を示してます。
早速、走行して試してみます。
まずは、ゆっくりとアクセルを踏むと、電流計は0Aになります。ということはSPORTSに入っています。約2秒後に,一旦、右に振り切れてから、0.55Aに復帰します。NORMALモードです。SPORTSモードに入ってNORMALに戻ってますから、いいですね、ちゃんとアンチ・スクオット制御できています。
次に、両輪にかかる大き目のコブというかうねりのようなものが近づいてきました。ここは70km/h近くで通過すると、底突きするくらいのコブです。メーター読み48km/hで通過しますと、0Aになり、1秒後に針が振り切れ、復帰。これまたちゃんとボディー・ムーブメント・センサーからの信号により、バウンジング制御ができています。
最後は、直線路を70km/h程度で走行中、素早くステアリングを切り、戻します。やっぱり0Aになり、針が振り切れ、1.2秒後くらいに、復帰。これまたアンチ・ロール制御が効いてます。
譲っていただいたH5まったく正常に作動してることがはっきりしました。
しばらく、これでモニターしてみて、誤動作しているのかどうか、しているなら、どういう条件のときなのか、はっきりさせてみようと思っています。

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