シトロエン日記〜特別編

1998.4.11 (T)

スフィア交換、LHM交換、
LHMリザーバータンクのフィルター清掃


お店の工場の看板(4909 バイト) XMの納車後、初めての本格的なメンテナンスです。総額約9万円かかりました。メンテをお願いしたのは、三重県下唯一?の新西武系のディーラー「シルバー自動車」さんです。シトロエンとサーブを扱っているお店です。このお店には、XM購入後一度だけLHMを買いに行ったことがあります。また、XM購入前にXmのカタログを請求したことがあり、その後社長さんからお電話を頂いたことがありました。いわゆる外車屋という、なんとなくうさん臭い雰囲気が全くなく、社長さんも奥様?も上品な方で、メカニックの方も親切で丁寧な仕事ぶりで、ヤンキー入ってない人たちでしたので、安心しました。シトロエンとサーブと言う上品で知的?な客層を相手にしているだけのことはあるな、と言う雰囲気です。大変気に入りました。今回もホームページに載せたいので、作業の様子を撮影させて欲しいと言うと快くOKしてくれました。

スフィア交換

タイヤの横にある緑の球がスフィア(4500 バイト)XMはスフィア、アキュムレータが計8個ありますが、フロントとリアのスフィア計4個を交換しました。アディショナル・スフィアは今回は見送りました。スピードインターフェースユニットが直ってから様子を見て交換しようと思っています。左の写真で両タイヤの脇に見える緑の球がスフィアです。スフィアはハイドロシトロエンの要となる部品で、この中に窒素ガスが充填されています。真ん中にダイアフラムと呼ばれる仕切りがありそれを挟んでシトロエン専用のLHMという緑色に着色されたオイルがスフィアの中を出入りします。これが普通の車のコイルスプリングとダンパーの代わりになります。いわゆるエアサスですね。

スフィアを下から見たところ(3547 バイト) 時間と共にスフィア中の窒素ガスが徐々に抜けていくので、3年か3.5万キロくらいで交換しなければならないと言われています。交換作業は見ている限りでは割と簡単そうで、1個あたり3分くらいで交換していました。

 スフィアを取り外すには、まず車高を最低にしてからメインスフェアちかくにあるブリードスクリューという12mmの六角ボルトを緩めます。すると、シューっと言って圧が抜けます。この圧抜きをしないとLHMが吹き出し、「洗礼」を受けるそうです。

 

 

スフィアを取り外す工具 (3896 バイト) 次に工具(きいたところ普通のオイルフィルターレンチだそうです)を使って回します。

 見ている限りでは、そんなに堅そうではありませんでした。聞いてみると、「なんかこれは結構緩く締まってましたね。」だそうです。堅くて回らない場合は、CRCを少量注入して回すと、回しやすいと言うことをCMLで聞いたことがあります。CRCを使った場合は、脱脂することを忘れないことも肝要だそうです。

 

 


フロンとスフィア交換の様子 (6501 バイト)リアスフィア交換の様子(6474 バイト)リアスフィアをはずしたあと(2945 バイト) 

 

 

 

 

 

LHM全交換、LHMリザーバタンクのフィルター清掃

 スフィア交換中にメカの梅田さんから、「LHMの全量交換とリザーバータンクのフィルターも清掃しておいた方がいい」というアドバイスを受けました。XM購入直後、CMLの松下さんから同様ののアドバイスを頂いてたので、予定外でしたが、迷わずにお願いしました。

 

エアダクトを取り外したところ(8344 バイト) フィルター清掃にはまず、エンジンからエアフィルターにつながるダクトを取り外します。次に、タンクにつながるいくつかのパイプをはずしてました。具体的にどれとどれをはずしたかは早くてわかりませんでした(^^ゞ。

 

 

 

 


リザーバタンクを外したところ(7426 バイト) その後は、タンク本体をゆっくりと引き降ろします。このとき結構な量のLHMが漏れ出し、ドボドボと下に流れていきました。一瞬不安になりましたが、メカの方は平然としているので、きっと当たり前でしょうがないことなんだろうと思いました。もっとも、最後にすべての作業が終わってから下回りからパーツクリーナーできれいにLHMを落としてくれました。

 






キャップ?をはずす(4091 バイト)取り出した2つのフィルター(3261 バイト) 次に、フィルターを取り出します()。取り出すのはフィルター2つ()とキャップ?のようなものです。







キャップについている金属粉(3109 バイト)フィルター清掃 (3561 バイト) このキャップの中には写真のようにたくさんの金属粉がついていました。あとは、フィルターをパーツクリーナーで清掃です。使っていたクリーナーは「PIT WORK ブレーキ&パーツクリーナー (速乾タイプ) ブレーキ装置洗浄剤」でした。一般に良く使われているものなのかどうかは、私のような素人には分かりません(^^ゞ。
 LHMは全量交換で3.5リットル程でした。なんかこれですっきりした感じがします。

 

つづく


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