XMスロットルポジションセンサーの交換・・・断念


症状の詳細

 走行後すぐに、燃料がカットされた状態になります。低速走行(30km/h)くらいでも発生します。そこでそのままアクセルを踏むと反応がなく、仕方なく徐々に踏んでいくと、突然反応し加速をはじめます。加速中はまずおきません。しかし、前車につまり、アクセルを少しでも緩めるといきなり燃料カットされて、がくーんと来ます。
 またアクセルをキープしたままで40〜50kmくらいのときには、このがくん、ぎゅーん、がくん、ぎゅーんが自動的に1秒ごとに発生し、とても走っていられない状態になります。
 ニュートラルのまま1800rpmくらいにアクセルを開けると、グワングワンと500rpmくらいの範囲で回転数が上下することもありましたが、1分間ほどの再現テストでは出ないときもあります。

症状発生時の対応

 今まではときどき出ているだけで、そのときはギアをNにしてアクセルをぶわーん、ぶわーんと4000rpm位までふかすと直っていました。あるいは、路肩や信号待ちで停止して、アクセルを2000rpmくらいに1分ほどキープしていると直っていました。

 しかーし!ここ3日間はそんなことをしてもまったく直らない状況で通勤の20分間をなんとかだましだまし乗り切るということでしのいでいました。現象をもう少しはっきりさせると、アイドリング状態では安定しています。ですから燃料パイプがつまっているとかそう言うものではなさそうです。

 ちなみに、TRAINING MANUALによると、ECUの燃料噴射制御に影響を与える入力は次の通りです。
  フライホイールセンサー、圧力センサー、水温センサー、吸気温センサー、スロットルポジションセンサー、O2センサー、スタータ信号、バッテリー電圧、盗難防止信号

 この中でみなさんのご意見により、スロポセンサーを疑い、URUさんに譲って頂いたという次第です。どうもありがとうございます。

 

交換方法

slopouru.jpg (6319 バイト) これがURUさんに頂いたスロットルポジションセンサーです。中心の金属のレバーがスロットルの動きに合わせて、回転して電圧を変化させます。可変抵抗が中に入っています。

スロットルポジションセンサーとは、TRAING MANUALによると、「スロットル・バルブ状態(全閉、加速、全開)を検出しており、燃料噴射、点火時期などの制御に使われております」というものです。

sloposensor.jpg (8372 バイト) 位置はエンジンの右横にあります。センサーの線をたどっていくと、エンジンヘッドカバーの中に入っていますので、これまずを外さないといけません。
slopoengcvr.jpg (7247 バイト) カバーを外すにはまず前面のT30トルクスねじを2本を外します。さらに、赤いハイテンションコードを6本を溝から外します。前面、右側面、背面にあります。

次に、背面に若干のひっかかりがありますが、揺すりながらカバーを引っ張ると外れます。

 

sloptan.jpg (8635 バイト) すると、本来あるはずの白の3極コネクタがどこを探しても見あたりません!ぼろぼろになっている耐熱布を歯がしたりしましたが、ないんです!スロポセンサーからずっとハーネスをたどっていくと、どう考えてもエンジンECUなどともつながっているメインハーネスから直結されているんです!
slopdirect.jpg (5123 バイト) 直結されているらしきあたりにあったビニールテープをはがすと、この写真のように平型端子(見えませんが)でつながっているようです。
いやー、慌ててました。あんまり慌てすぎてフジワラさんにヘルプの電話をしました。初めてお話ししました。意外にもなんだか落ち着いた感じの方でした。三冠王としゃべっているような感じでした(^^)
さすがのフジワラさんもそんなXMは見たことがないと言っていました。たぶん前オーナーが改造したんだと思います。XMのパーツリストでセンサーの形状確認してもURUさんい頂いたものと同じ形ですし、WIRING DIAGRAMでも「3白」と書いてあります。こうなると頂いたセンサーのコネクタを切断して圧着で端子を作らないといけないです(>_<)。私は圧着などということはしたことがなく、いきなりのことで心理的ハードル高すぎました。フジワラさんに話すと、「んなもん大したことないのに」とのニュアンスでしたので、ちょっと安心したんですけどね(^_^;)
slopoup.jpg (4887 バイト) その他に不安要素として、センサーを外すには丸印のボルトを外すのですが、これが7mmという特殊なもので、レンチを持っていませんでした。さらにボルトを緩めていくと赤矢印のところにあるステーに当たって緩まないのではないか?なんて思ってしまったんです。

とりあえず、今回は断念です。

そのかわりせっかくなんで、カバー内にあったコネクタやISCV(アイドルスピードコントロールバルブ;この写真で赤丸の左に見えているもの)のコネクタなどを片っ端から外して端子を磨いておきました。

 しかし、コネクタ磨きが功を奏してか、なんと!確実に出ていた現象がでなくなったんです!まだ二日間しかたっていないんですが、三日連続出ていた現象がでない、といううれしい誤算状態です。ま、いつまでつづくのかちょっと様子見です(^_^;)

 後日談ですが、約3週間経った後でも現象は出ませんでした。スロポセンサーが壊れていたのではなく、そのあたりのコネクタの接触不良だったと考えられます。


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