あばん・ぎゃるど  
シトロエン日記 
  第5回へそオフ in 浜松  

オフ会自体が久しぶりです。へそオフはなんと2年ぶり!三冠王は体をこわしていましたが、最近元気になったとのことで、明るい顔を見れました(^^)。でも今回はお題が無く、やることねぇーなー、ってかんじで、とりあえずへそのCXの試乗会とあいなりました。

へそのCXです。タダでもらったとかで、かなり外見はボロイです。いや、中身もボロイ?(^_^;)
というのは、この会場の浜松市の竜洋町海浜公園に来る前に待ち合わせの場所でいきなり始動不能になってしまったのです。3速セミオートマのスイッチがおかしいのかといろいろ探りましたが、わからず・・・。バッテリーかも?ということで私のブースターケーブルを使ったところ一発で始動!一同ホッとしたのでした。

まずは、インテリアを眺め回します。ボビンメーターがおもしろいです。BXのボビンは見たことがありましたが、これが元祖ですか!って感じです。左の黄色いのが速度メーターです。ちなみにボビンとはその名のごとく側面に数字が書いてある円筒が回転して、速度などを示してくれます。表面がレンズになっていて結構見やすい。しかもウィンカーやライトなどのスイッチはいわゆるサテライトスイッチです。ウィンカーも自動では戻りません。写真の中央下にちらりと見えているのはイグニッションキーです。こんなところにあるんですね。
これがまた変なドアハンドル(室内)。丸いスティックはドアミラーの調整。
このシートは噂には聞いていましたが、すごいですね。気持ちいい!XMやXantiaよりもずっとタイトです。タイトだけど硬くなくて、ものすごく柔らかい。ソファーのよう、という表現がよく使われますが、全然違いますね。ソファーの方が硬いですよ。かといって沈み込まないのが不思議です。ふわぁーと包み込みながら沈み、途中まで来るとまるでバネのように反発力が出てくるといった感じです。いやぁー気に入りました。BXのよりいいかもしれません。
 へそが試乗を許してくれました。ワクワク!(^^)。なにしろ、Xantiaを買ってからしばらくして、雑誌NAVIの「緑の巡洋艦」という記事を見つけました。CX、XM、Xantiaの乗り比べみたいなものです。その中でXantiaと比較して、CXが絶賛され、そしてXMもまたCXとは異なる趣でのデジタル性のようなことが評価されていました。CXは大洋を前へ前へ!と突き進んでいくようなそんな感じがするというようなことが書いてあったのです。
 当時、まだXantiaにスペコンを装着していなかった私は、その乗り心地に失望していました。巷にきくのとはかなりの違いがあるなぁー、と。それで本物のシトロエンがCXかもしれない!との印象を持っていたのです。ですから今回はとても楽しみでした。

 まず驚くのがブレーキのタッチです。ハイドロシトロエンは全般にブレーキのタッチが独特でスイッチのようと形容されますが、CXはまるっきりスイッチでした。XantiaやXMの方がはるかにナチュラルです。しかも踏むとカチ、カチとスイッチっぽい音までするじゃありませんか。
 次に驚くのがATのシフトパターンです。
  R  2
     |−|¬
    1  3 P
 という感じです。トルクコンバーターつきのATですが、変速は自分でします。変速時はアクセルペダルを離すのですが、最初はこれになれませんでした。でもなれてくると以前ビートに乗っていたときのことを思いだし、MTのつもりでやれば楽チンです。いや、むしろ楽しい!これ、気に入っちゃいました。
 乗り心地は、思ったよりXMに近いですね。XMよりもハーシュネスが少ない感じですが、揺れ方などは似ています。着座位置がXMよりずっと低いので、よりスポーティーに感じます。そこらをちょっと走っただけですので、よくわかりませんでしたが、びっくりするほどドンブラコという感じでもありません。この点に関して、CXの方が圧倒的にいい!というほどのものでもなかったのが、がっかりというか、ほっとしたというか・・・欲しくなると困りますからね(笑)。
 ですが、これがハイドロというものの限界なのでしょう。ハイドロシトロエンに過剰な期待をしてはいけないと思いました。だからといって、私はハイドロシトロエンから離れられそうにもありません。やはりハイドロファミリーは独特ですね。そして世代が新しくなるにつれて、乗り心地も洗練されてきて、その分驚きも少なくなってきているというのを実感しました。
 これでちょい乗りを含めて、ZX、Xantia、Xantia with スペコン、XM、BX、CXと乗ったわけですが、柔らかさだけで言うとXantia with スペコンが一番だと思います。でもフラット感とドンブラコ感のバランスの良さみたいなのがいいのは、CXですね。そう思いました。

さて、試乗も終わるとお題がないこともあって、同じ日に浜松で開かれていたCCJ(CITROEN Club du Japon)の静岡ミーティングに参加しました。中部地区幹事の中村さんからお誘いを受けていたこともあって、ちょっと離れていたのですが、行ってみました。

AX,Saxo,BX,2CV,Xantia,XM-Xなどが集まっていました。

知り合いがいないと寂しいなと思っていましたが、面識ある中村さんの他、「あばん・ぎゃるどさんですか?」と声をかけていただいた方が数人いらっしゃって、VECメンバーやメールやGuest Bookでおなじみのcoogyさんやkageさんと初めてお会いできて感激でした。写真は手前からへそCX,TOS号、coogyXM-X号です。やっぱりこういうところに来るととりあえずボンネットを開けてしまいます。とても楽しい時間を過ごせました。

 

2CVについては素人なのでよくわかりませんでしたが、個性的なカラーリングやデザインの車が多かったですよ(^^)

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