あばん・ぎゃるど  
  シトロエン日記  
  2009.5.26 Xm、ラジオ法で検出できないサスロック発生  

今日は、会社を休んで本屋に雑誌でも買いに行こうと思って家を出ました。今月号はNAVIもENGINEも興味を持てず、立ち読みで済ませ、帰路につきました。
途中、交差点からの発進時、ガタタタとリアが跳ねるのが感知でき、「あれ?あの程度のアクセル開速度で、SPORTSに入るのか?」って。非常にゆっくりと5秒で20km/hほどではないにしろ、普通ならSPORTSに入らない程度のアクセル開度、アクセル踏み込み速度でした。
しばらくそのまま走行していましたが、目には見えないくらいのうねりや段差でも跳ねまくります。おかしい、と思い、AM522kHzラジオ法を利用し(AMはいつも522に合わせてます。)モニターしました。すると、ピーーーーー音がちゃんとしています。ピー音は、アディショナル・スフェアに電流が流れているときの雑音ですから、つまりSPORTSになっていないことを意味しています。「あれれ・・・?この跳ねまくりは気のせい???」
帰宅してエンジンを切らずにそのままアイドリング状態で、車を降り、リアウィングを押して固さを確かめると、カチカチ、SPORTS状態です。再度、ラジオ法を試すがやっぱりピー音してます。エンジンを切ると、切った瞬間から、リアはふかふか。ちなみにエンジンをかけなおしてから、リアを手で押すと、やっぱりふかふか、ゆっくりとストロークします。
うむむ・・・ラジオ法で検知できないサスロックがあるのか!?大変驚いたわけです。
もしかすると中期型Xmはアディショナル・スフェアへの回路を閉鎖するエレクトロバルブが前後2個あるから、前用エレバブが開放のとき、ラジオ法ではピー音がするので、リアの検知はできないのでしょうか?
そもそも、前後2個あるエレバブは、別々のタイミングで切り離されるはずですが、そのときの条件はあきらかになってるんでしょうか?それとも、別々に切り離されることはないのでしょうか?
今まであまり気にしてなかったのですが、こういう基本的なことも情報がないことに気づかされました。
翌日も2回、同様のサスロックが発生しました。
まず発生タイミングですが、段差を越えたときです。つまりボディームブメントセンサーが働いた直後、スポーツ状態からノーマル状態に復帰するはずなのですが、復帰せずサスロックしてしまうということがわかりました。ラジオ法ではサスロック時はやはり、ピー音あり、つまり、エレクトロバルブへ通電状態を示してます。
今日1回目に発生したとき、路肩に車をアイドリングで停車、運転席ドアを開けたまま、リアウィングを押してリアサスの固さを確かめると、ガチガチのサスロック状態。
ドア閉めても、変わらず。ドア開けたままエンジン切っても同じガチガチ。エンジン切ったまま、外に出て、ドアを閉めて、約30秒待ちました。その間、車の横にしゃがみこみ、車体下に耳をすませると、エレバブへの通電されているジー音がしています。そして、カチンというエレバブが閉じる音と共にジー音が消えました。その状態で、リアを押すと、当然ガチガチ。そこでエンジンを再始動すると、ふわふわに戻っていました。
本日2回目に発生したときもやはり段差を乗り越えた直後。リアがサスロックして跳ねまくりで、途中のコンビニに寄るつもりでしたが、実験してみたくなり、まずサスモードスイッチをSPORTSにしてみても変化なし、そのままサスロック状態。NORMALに戻しても変わらず。これは予想通りです。Mさんに教えてもらったとおり、中期型はSPORTSにしても、すぐにアディショナルは切り離されず、切り離される条件が早めになるだけのロジックの切り替えのみだからだと思います。
次に、サスロック状態のまま、片側2車線の国道で直進中、前後左右に車がいないことを確かめて、ステアリングを素早く切って戻しました。その間、ラジオ法でモニター。ステアリング切った瞬間に、ジー音が途切れ、1・5秒後くらいにジー音復帰。同時にサスロック状態が直りまして、ノーマルに戻りました。
これでサスロックしたときは、この方法で一旦、スポーツになるように仕向けてやるとノーマルに戻るときにサスロックが解除されることがわかりました。
これは、ここ数日に発生したわけではなく、以前からこの状態があったのではないかと、推測しています。リア・スフェアが寿命でガチガチになりだしたので、顕著に感じ取れるようになったのではないか、と思っています。
もしそうなら、あばん・ぎゃるどスクエアでMさんもおっしゃってたように、ピー音するのにガチガチに感じるときがある、ということの説明にもなるのではないかと思いました。
さらに数日して、わかってきたことは、一度サスロックが発生してしまうと、一旦スポーツになるよう仕向けて、ノーマルに戻しても、しばらくするとすぐにまたサスロックしてしまうということです。
もうひとつ、AM522ラジオ法でのピー音ですが、私の所有した2台の初期型XMと違って、Xmは極めて安定した音で、他の雑音とか、揺らいだ音がないのが通常なのですが、サスロックしている時は、音量や音程に変化があるときがあるということがわかってきました。
まだ確証をもてていませんが、Mさんがおっしゃってるように、前後のエレクトロバルブが両方作動しているときと、前のみが作動しているとき(つまりリア・サスロック)の時では、音量や音程が若干違うように思います。前のみのときは音量が若干小さく、音程も微妙に異なります。それを観察していると、サスロックが発生し始めると、頻繁にこの音量、音程が変化することがわかってきました。
三冠王のアドバイスにしたがって、まずはハイドラECUをリセット(バッテリー外し)をしようと思っています。

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