あばん・ぎゃるど  
  シトロエン日記  
  2009.10.5 シトロエンXmのHIDバラストの取り付け位置変更  

【雨水の流れの検証】
シトロエンXmのバラスト設置位置を検討した
とき、ヘッドライト後ろの水平面は雨水路に当たるという懸念を示しました。そこで、雨水が本当にそこを流れるのか検証してみることにしました。
ボンネットを開けて、コップから水をたらして見ます。
まずは、冷却水リザーバー・タンク横当たりから。ここはボルトがあり、ボルトの周りの水は、ECUボックスとの隙間から下に流れていきました。一部の水はさらにフェンダーの溝を流れていきました。
次にもう少し下から流して見ます。雨水口に向けて勢いよく流れていきます。この雨水口はエンジンルームとは隔離されていますので、バラスト設置面には流れません。

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しかし、雨水口に入りきらなかった一部の水はその先にあるボルト辺りで反射し、タラララ・・・っとバラストの上に流れ落ちていったではあーりませんか!!!
ボルトの脇にはさらに先に小さな排水口があったので、実際に水を流すまでは、そこに流れていくだろうと予想していました。まさか、バラストの上に流れ落ちるなんてまったく考えていませんでした。

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別の角度から見てみます。確かに一部は、予想通りの一番下の排水口に流れています(下の赤丸)。
この写真は、ボンネットが閉まる直前まで閉めて見たものです。ボンネットが閉まると、ボンネットサイドがフェンダー内側に回り込むので、ボンネットを開けた状態と同じ水の流れにならないかもしれないと思って、閉まったときの様子を想像するために、ぎりぎりまで閉めてみました。結論は、はっきりとはわからないのですが、ボンネットを閉めても水の流れ方にはあまり影響ないように思えます。
つまり、閉めても同じように、ボルト辺りで水が跳ね返って、バラストの上にかかっていると想像されます。
左も同様に流してみました。
するとやっぱりこのボルトのところで水がひっかかり、エンジンルームに上から水が流れ落ちていきました。
しかしバラスト位置が、中心寄りなのでバラストの上には水滴は落ちていません。

左側のバラスト。クリックで拡大
水はバラストのすぐ横を通って、左角の排水口から抜けています。バラストをゴム板で浮かせてなければ、土砂降り時や洗車時には、バラストにかかっていると思われます。

右側のバラストのボルトには錆が!
少なくとも右のバラストの位置を変更したほうが良さそうです。
そこで右バラストを取り出してみたところ、なんとボルトに早くも錆が浮いてきてます!!
やっぱり水、かかってたんだぁ・・・。
設置して1週間でこの状態です。
裏のボルトも同様に錆びてます。
ボルトの錆を真鍮ブラシで軽く擦り、落としました。
ちなみに、左側のバラストには錆が浮いていませんでした。

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右バラストを剥がした後を見たら、やっぱり排水口を塞いでいました。それでも雨水が流れた痕がありますから、完全に塞いでいたわけではなさそうです。
バラストの位置を左右共に変更することにしました。新しい位置は、okuさんお勧めの位置にしました。
okuさんは、右はECUボックスの蓋に、左はなんとエア・クリーナー側面に設置しています。
そしてここがミソなんですが、両面テープではなく、マジック・テープで貼ったとのこと。なるほどです。
早速、近くのホームセンターでマジック・テープを買って来ました。450円/枚×2枚です。
両面テープを剥がして、バラストの大きさに、はさみで切ったマジック・テープに張り替えます。
左バラスト(写真右)は、okuさんとケーブルの取り回しが逆なんですが、バラスト位置をもう少し左に貼り付けるべきところを、少しだけ右に寄せてしまったので、ケーブルに水がかかる恐れがあり、こちら回しにしました。

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