ガイシャの不思議 馬のために横を向いているエキゾーストパイプ
from Readers from 堀口さん in アメリカ・オレゴン州

toyota.jpg (15748 バイト) アメリカにいて思うのですが、こっちの人は多くの人がピックアップ・トラックを持っていて、かなりの確率で「ヒッチ・メンバー」(牽引用のジョイント)を付けています。で、お馬さんなんかを牽引している場合も多いわけで、そういったとき、排気ガスの吹き出しがまっすぐ後方を向いているのは非常に都合がわるいんです。だから、ピックアップ・トラックなんかは、間違いなく真横を向いています。
「馬」と言うのは、まさに動物の馬です。馬を自分の家でペットとして飼っている人が結構います。週末になると、この馬を馬専用の貨物カーというのでしょうか、それに乗せてその貨物カーをヒッチで牽引するのです。ここオレゴン(州によって違うと思いますが)では牽引も普通免許でできます。
右の写真は、アメリカで売られているTOYOTA Surf(現地名 : 4Runner)のマフラーです。TOYOTA のラベルが小さく見えますか?これは、ちゃんとアメリカ仕様になってますね。

 

connect.jpg (44148 バイト) 余談ですが、バスぐらいのサイズでも、車重 26000 pounds(11.8 ton)までなら、やはり普通免許で運転できます。だから、バス・サイズのキャンピング・カーも結構見かけます。日本人からすると、なんだかなぁですよね。
 さて、このキャンパー(-->)のように、牽引するタイプのものでは、やはり、マフラーは横を向いてくれた方がキャンパーが汚れなくて good ですよね。(クリックで拡大)
 同様のことが馬匹牽引車にも言えるわけです。


 いやあ、馬のために横を向けるって言うのは、ほんとアメリカらしいですよね。まさにその国の文化が反映されているおもしろい例だと思いました。どうも楽しくて、貴重な情報ありがとうございました!

 「ガイシャの不思議」本編をご覧になってない方は、エキゾーストパイプに言及したこちらもご覧ください。


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