これ、私、最初は不思議でした。日本車なら、セダンなんかでもこれ見よがしにカッコよくするために、わざと見せたりするもんですが、ヨーロッパ車はそれがない。
で、なぜないのかというと、これもどこにも説明が載ってるわけではないので、私の考えですが、後ろに回って荷物なんか出してるときに、排気ガスからの黒いススやなんかが、ズボンや脚につかないためじゃないかと思うんです。
以前、友達の国産車に乗ってスキーに行ったときのことです。トランクから荷物を出そうとして、私が後ろにいると、その友達がエンジンをかけました。そのとたん私の真新しいスキーウエアが黒くすすけてしまったことがあります。
そういうのを防ぐためとしか思えないんです。で、これはやっぱりヨーロッパの文化に大きく関係していると思うんです。かの地では、長いバカンスがあって、荷物をいっぱい詰め込んで移動するわけです。そんなとき、荷物の出し入れのたびに、足が汚れたんじゃたまらないというわけです。
どうして、国産車はこういうことを真似しないのか、不思議です。やはりまだ、そういう余暇というものが社会的に、かの地に比べると発達段階が未熟だからだと思うんですよ。
私に言わせると、車というのは文化そのものですから、その国の文化というのが如実に反映されるわけです。ほんの少し前まで、国産車の安全装備はひどいものでした。でも、れいのNHKがサイドインパクトバーについての国産車のからくりを暴いてから、変わってきましたよね。国民の意識が。そして、車も変わってきた。安全性に金を払うようになってきた。そういう面でも交通社会というものが成熟してきたし、経済的にもそういう余裕がでてきたわけです。
で、今回、私が言いたいのはガイシャがいい、国産が悪いということではなくて、ガイシャって言うのは外国の文化を感じ取れるものだから、おもしろいんですよ!ということなんです。
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にこちゃん大魔王さんから、こんな情報も頂きました(2004.9.11)
「マフラーが下向きである理由ですが、以前私が聞いた話しでは、メルセデスやBMWのマフラーが下向きなのは、ちょっとした洪水?のときにマフラーから水が入ってきて中を腐敗させてしまうのを防ぐためだったと思います。ボルボはそのために下向きにしていると本で読んだ記憶があります。洪水なんて有りそうにない国ですが(笑)」