ガイシャの不思議

給油口編


さて、今日は

給油口についてお話します。

 多くのガイシャに言えることなんですが、ガイシャの給油口というのは変わっています。私が、感心したものの一つなんですが、一般にはあまり知られていません。
 どう変わっているのかというと、いわゆるフューエルオープナーというものがないのです。フューエルオープナーというのは、ガソリンを入れるときにふたを開けるためのレバーのことです。国産車なら、たいてい運転席側のシートの横のトランクを開けるレバーといっしょについていたりしますよね。あれが、ないんです。でもって、多くの場合トランクを開けるレバーもないです。ですから、ガソリンスタンドに行って、間違ってトランクを開けたしまったなんてことがありません。

手で開ける給油口 (5407 バイト) じゃ、どうやって開けるのかというと、手で開けるんです。ふたを軽く押すとあきます。じゃ、ガソリン盗まれるじゃないかという話になりますが、それは大丈夫です。車のドアをロックすると、そのふたもロックされるのです。トランクもいっしょです。ロックしてないときは、トランクについている鍵穴などを押せばあきます。
 これが、意外と便利で合理的なんです。つまり、人がいないときはロックしてあるからそれでいいし、いるときは盗まれることはないので、いちいちレバーを押さなくてよく、便利です。ときたま、ガソリンスタンドの兄ちゃんに、「ふたあけてくださーい」とかいわれますが、「あ、手で開けてください」と答えるのもおもしろいです。
 国産車の感覚だと、「そんな手で開けるなんて貧乏臭い。」と感じますが、そんなこと全然ありません。きっと、セルフスタンドが広まっているせいもあると思います。ガソリン入れようとして車外に出てから「あ、蓋開けるの忘れた!」ってことでまた車内に戻るってことしなくていいですからね。

 トランクなんかレバーで開けるのよりずっと便利です。スーパーなんか買い物に行って駐車場に戻ってきたとき、国産車の人はほとんどトランクになんか入れないと思います。助手席か後席のドアを開けてそこに荷物を置きます。なぜなら、いちいち運転席のドアを開けて、レバーを引くのが面倒だからです。あるいは、トランクに鍵を突っ込むのも面倒だからです。
 ガイシャの場合、キーレスエントリーを装備しているのが多いせいもあってか、トランクをあけて、そのままトランクに入れます。私は、外車に乗り換えてからトランク利用率がグンと上がりました。

 私は、なぜこれを国産車が採用しないのか、疑問に思っています。使ってみると、ふたもトランクも本当に便利なんです。


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