ガイシャの不思議

さて、何回かの連載でガイシャの不思議、ガイシャのココロについて私の経験の中からお話したいと思います。

ききたかないってか。(^^ゞ
ま、ガイシャに興味のない人にこそ知っていただきたいので、よかったら読んでみてください。

1998.4.14


ガイシャの魅力とは何か

 私は、7年ほど前まで全くガイシャに興味がありませんでした。何しろ工業国日本の車が世界最高だと思い、高い金出して、ゴルフなんぞ乗るやつはバカだと思ってました。国産車は壊れないし、安い、速い、装備はいい。燃費もいい。ハイテク満載。何で、ガイシャなんぞ買う必要があるのか。こう思っていたわけです。おそらく、これを読んでいるみなさんの中にもそういう方がたくさんいることでしょう。
 しかし、ある自動車雑誌を毎月読んでいるうちに、ガイシャにすごい興味を抱くようになったのです。ガイシャは外国の文化そのものです。外車に乗ればその国の生活が垣間見れます。それが、面白いわけです。
 私は外車に乗って初めて、
日本はまだまだ欧米に追いついていないな、と感じるようになりました。経済では追いついたかもしれませんが、社会の成熟度や人々の考え方が、まだまだ発展途上国であると感じます。
 ガイシャはその外国人が設計しただけあって、
大人です。ガイシャに乗ると、国産車がいかに子供っぽいか、いかに思想が浅はかかがわかります。設計しているエンジニアの育った文化・社会の成熟度が決定的に違うのだと私は思います。(大いに異論があろうかとは思いますが・・・)

 このガイシャの不思議シリーズでは、どこまでその本質に迫れるか自信がありませんが、できるだけ具体的にわかりやすく紹介したいと思います。


 このコーナーは1997年3月に、私が社内の電子掲示板に書き込んで議論をかもしたものを加筆したものです。

 なお、ネットワークの中で文を書くというのは、結構面倒なところがあるので、長々と冗長度を高めて書くのは困難です。つまり、誤解のない様に書くのは難しいときがあります。ですから、ある言葉じりや表現を捕らえて、それで責めるのはやめて欲しいなーなんて思っています。もし、気に入らないことがあっても、「馬鹿がなんか言ってるわ」てな感じで流してください。
 また、ここで書くガイシャの話しは主にフランス車のものです。すべてのガイシャに当てはまるものではありません。例外はもちろんありますし、比較に出す国産車にもまた例外があります。それはご承知おきください。


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