あばん・ぎゃるど  
シトロエン日記 
  Xantiaのメインアキュムの交換方法  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

詳しい手順はスフェアの交換方法とよく似ていますので省略しますが、スフェア交換をしたことのない場合はこれで予習をしておいてください。

【準備】

準備するものは、メインアキュム、12mmのレンチ、オイルフィルターレンチ、ステンレスパイプ(スフェアが固くて回らないとき用)、LHM少々、軍手、古新聞、古布です。
できれば走行直後の状態ではなく、各部が冷えている状態の方がいいと思います。走行直後の場合は長袖シャツを来て作業した方が良いでしょう。

【メインアキュム交換手順】

  1. 古新聞をメインアキュム下あたりに広めに厚めに敷く
  2. エンジンをかけたまま車高を最低にし、エンジンを止める
  3. ボンネットを開け、ブリードスクリューを緩める
    最低車高にしただけでは不十分ですので、完全に油圧を抜くために、ブリードスクリューを緩めます。
    ブリードはラジエーターの裏にあるメインアキュムのすぐ脇にあります(写真)。12mmです。
    少し手を伸ばせば届きますが、走行直後だとラジエーターや各種ホース類が熱いので火傷しそうになりますので注意してください。長袖シャツがあるといいのですが、私は気づかずに何度も「アツッ!」状態になりました(>_<)。どうしてもそこらに腕が当たってしまいますので、古新聞をラジエーター付近のボディ側にあてて、作業をしました。
    ブリードは緩めるだけで決して外さないことです。外してしまうと中の小さな球が飛びだしてしまい、これがないと油圧が上がらなくなり、当然車高も上がらなくなってしまいます。
    ブリードを緩めるとプーシューと音がします。
  4. メインアキュムをオイルフィルターレンチで緩める
    レンチだけでは硬かったのですが、ステンレスパイプをレンチにつなぐと簡単に回りました。
  5. メインアキュムを手で回して外す
    緩んだらあとは手で回して外します。外した瞬間にLHMがドババと出てきました。あとでわかったのですが、破れ球になっていたようです。
  6. Oリングを外す
    スフェアか本体側に緑のゴムのOリングが残っていますのでそれを外します。
  7. 新品のOリングにLHMをつける
    新品のスフェアに付属していますので、それにLHMを塗りつけます。
  8. Oリングを本体側に取り付ける
    暗くて見えにくいので、ちょっと手探りの感じでとりつけることになります。ねじれやはみ出しがないようにきっちりと本体側ソケット取り付けてください。
  9. メインアキュムを手でねじ込む
    手を伸ばした状態で横からねじ込むのでやりにくいですが、手で回します。レンチでぎゅっと締めこまないでください。今度外すときに苦労することになります。いわゆる「手締め」にします。私の場合、不安なので、手で回らなくなってからレンチで軽くほんの少し回しておきました。
  10. ブリードを締める
  11. エンジンをかけ車高をノーマルにする
    車高が上がるのを確認したら成功です。Xantiaの場合、HPポンプが小さいので上がりだすまでに1分以上かかるとおもいます。
  12. 車高を最高、最低にするのを数度繰り返す
    一応エア抜きとテストの意味でこうします。
  13. 車高を最高にして、LHMの量を確認する
    Xantiaの場合、LHMタンクの上部のオレンジの傘の下の金属円盤がゲージの赤線上下に入っていればOKです。アキュム交換時にLHMが漏れ出すので少し減っているはずです。減っていれば補給しましょう。今回は鈴鹿ミニオフのときに、誠さんに頂いたロッキード製のLHMを使いました。びっくりしたことにはこのLHMはちょっと色が薄くてサラサラした感じなのです!

 

 


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