あばん・ぎゃるど | ||
シトロエン日記 | ||
XMのエンジン制御ECUのエラーログの呼び出し |
数十万もする?高価な診断テスターを用いなくても、ECUのダイアグを読み出す方法の原理などは、www.bx.citroen.orgに書かれています http://www.bx.citroen.org/t02/t02.html)ので、まず一読しておくことをお奨めします。 またこれを参考にしたXMのABS ECUやXantia エンジン制御ECUのエラーログ呼び出し記事も併せて参考にしてください。特に「手順の概要」や「準備するもの」、「段取り手順」はXMのABS ECUと同じですので、ここでは省略しました。あらかじめよく読んでおいてください。
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準備した線は、いつものやつですが、今回は線端の片方をダイアグソケットに差し込みやすいように端子を圧着しました。
使用した端子はいつものようにAUTOBACSで買った、 |
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【作業手順】 |
1.エンジンルーム内のECU BOXの蓋を開ける ボンネットを開けると、向かって左側に黒いボックスがあります。これがECUボックスです。このボックスの蓋をはずします。外すのにはドライバーもレンチも要りません。手でカパッと簡単に開きます。 |
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2.緑色のダイアグノーシスソケットを探す 蓋を開けるとECUが3つ並んでいます。手前から、ハイドラクティブ、インジェクション(エンジン)、ABSの各ECUです。それぞれのECUからダイアグノーシスのためのソケットが青、緑、灰、黒の4つあります。それぞれ、ハイドラクティブ、インジェクション、ABS、エアコン用です。 見つからない場合は、各ECUの間の隙間などをよく見てください。挟まっていたりします。 |
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3.ソケットのキャップを外す
4.2番に線を差し込む 5.線を運転席に引き込むここまでは、ABS ECUのエラーログ呼び出しの手順と同様です。 |
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6.イグニッションをONにし、燃料噴射制御警告灯の点灯を確認する
ここでABSの時と違って、IG ONにするだけです。エンジンをかけちゃぁいけません。かけると警告灯(以後Kマーク)が消えてしまうからです。警告灯は非常に細かく点滅しています。 |
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7.1秒後、ドアヒンジで2〜3秒ショートさせる
6.でIG ONしたら1秒後にドアヒンジでショートさせます(ドアヒンジに線を接触させる)。ショート時間は2〜3秒ってとこで、ABSのときと違ってそれほどシビアではありません。 ショートさせている間はKマークが素早い点滅から点灯に変わります。ショートさせて、線を離すとすぐに消灯します。1秒後くらいに「パカッ」と1回点滅し、さらに1秒後に今度は2回、「パカッ、パカッ」と点滅するはずです。点滅しなかったらショートさせる時間がまずいので、もう一度やるか、一旦IG
OFFにして再度6.からやり直します。 |
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8.診断終了までショートを手順7を繰り返す 12が出たら、あとはショートを繰り返します。12の次が11だったら何もエラーがなかったことになります。私の場合は、エラーはありませんでした。 9.必要なら、最後に10秒間ショートさせてメモリーを初期化する ショート時間を約10秒にすると、メモリー初期化になります。つまり記憶されているエラーが全部消えます。初期化は必ずしも必要ありません。初期化後はIG ON後、3秒待ってエンジンスタートさせてください。重要なことらしいです。
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【エンジン制御ECUエラーコード表】
注:「警告灯」はエンジン制御警告灯(Kマーク)が点灯する場合を○とした
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