あばん・ぎゃるど  
  シトロエン日記 2004年5-7月  
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2004.6.13 XM-X、エンジンかからずJAF出動

XM-X、久しぶりにやってくれました。ここで報告したことが、今回は顕著に出てしまったんです。

今日は梅雨の合間の快晴がとても気持のよい暑い日。でもXM-Xにとっては決してご機嫌な日ではないわけです。子供を塾に送っていった帰りに、UCGでも立ち読みしようと本屋に行きました。ぶらぶらと15分ほどしてから、車に戻りエンジンをかけると・・・、カチッ・・・ウーン・・・。エアコンコンプレッサーの電磁クラッチ音と、冷却ファンの音がするだけです。セルが回っていない。でもこれはしょっちゅう起きていることでした。まぁ、ほぼ毎日起きているといっていいくらいでした(まぁ、確かにここ数日、いつもよりよく出ていてしかもトライ回数が多かった)。だから、今日も焦らずに、周りの視線を気にせずに(実は気になっている。だってかっこよくさっそうと車高が下がったXMのドアを乗り込んだわけですよー。誰が見てるかわからないけどきっと見てた人がいたはずなんですよ。って自意識過剰^^;;;)、もう一度・・・カチッ・・・ウーン・・・・。いんや、まだまだ、5回くらいは大丈夫、それくらいあったもんねー。カチッ・・・ウーン・・・・。あれれ・・・おかしい・・・。いつもは後席あたりから、燃料ポンプが作動するじじじじーって音がするはずなのに、今日はしないような・・・気が・・・。
何度やっても今日は同じです。一応、リレーも磨いたわけです。右ヘッドライト裏の一番外側フェンダー側のリレーです。しかし、変化なし。もしかしてバッテリーかも・・・。しかたなくJAFに救援依頼。
15分ほどでJAF到着。電圧は12.4Vと十分。まぁ、とはいっても比重はわからない。でもメンテフリーのこのバッテリーの比重窓を見ると「良好」の綺麗なグリーン。念のためにJAFバッテリーをつなぐが、やはりセルは回らず。JAF氏曰く、「これはセルモーターのような気がしますね。接触不良が固着か・・・・」。JAF氏が、再度イグニションキーを回すと・・・何事もなくエンジンはかかったんです。「よくあるんですよ日本車でも。古くなってくるとすすが溜まってですね。だから、ドアの開け閉めだけで、微妙に接触が良くなったりして、かかったりするんです」
その後、家に帰宅して再度エンジンをかけようとしてもかからず・・・。うーん、まいったな。明日出勤できるのか?夕方、エンジンが冷えてからまたトライしてみよう、と気を取り直し、NAVIを読みながら、ウッドデッキでビールを飲む・・・・。あぁ、極楽。って案外心配していない自分が不思議だ(^^ゞ
で、夕方5時・・・。まぁ、この時間はもう車も日陰に入ったし、エンジンは楽勝にかかるはず・・・だった・・・。しかーし!かかりません。昼間とまるっきり一緒。キーを捻る・・・カチッ・・・ブゥーン・・・の繰り返し・・・。あかん、こりゃ、やばい・・・。
やけくそになって、ATレバーをPから1に。そしてNに。キーを捻る・・・ぶぶぅーーんん・・・。おぉーーー!?かかるじゃん!すぐにエンジンを止める。今度はPで・・・。かかる!かかるぞ!おぉーーー、もしかして、
ATレバーのスイッチか??

to be continued な予感・・・


2004.6.17 XM-X、LHM下血で、なんとか工場にたどりつくが、部品が合わず・・・

XM-X、初めての中量下血です。というか、大量下血になるかな・・・。走行中、STOP警告灯がつきました。同時に「HYDRAULIC LEVEL」「CHECK FLUID LEVEL」が表示されました。あれ?2ヶ月半前の車検でLHM補充したはずなのに、なんで?ということで一応停車してLHMレベル見ると、下限切って測定不能状態です。あら・・・。ちなみに地面見てみると、別に濡れている様子もなし。自然減か・・・、まぁ、ステアリングギアボックスから少し漏れてるしな。LHMボトル新品一本(1リットル)があったので、さっそくそれを補充しました。しかし、一本丸々入れても下限ぎりぎりくらいです。しかたなくそのまま走行すると、10分ほどで、また警告!ありゃりゃ、こりゃまずい。漏れてるわぁ・・・。ってんで、レベル見るとまた下限完全に切っちゃってます。で、地面見ると、あら・・・ぽたぽたとATFのフィルター口あたりを伝って落ちてきてます。結構な速度ですが、じゃじゃ漏れじゃありません。どこから漏れているのかエンジンルームから見ただけでは皆目検討がつきません。ブレーキプレッシャーが不安だったのですが、パワステが多少重い程度でなんとか工場にたどり着きそのまま入院です。
後日、7月9日に退院になりました。この間私はたまたま海外出張中だったので足がないのは困りませんでした。が、そこでいくつか問題発生です。
まず漏れていたのは、写真上のLHMタンクに繋がるパイプ(赤線囲み)の一部が裂けていたのが原因でした。XMトレーニングマニュアルを見ると(左写真)、「2 プレッシャレギュレータ・ハイドラクティブステアリング系リターン」と書いてあります。
じゃじゃ漏れにならなかった理由は、リターン系であって高圧系ではなかったからでしょう。

さて問題ですが、この部品は左の写真(西武系パーツリストより)の1のように、3つ股になっているのですがこれが入手できないということです。これがややこしくて、このパーツリストを見ると、次のように書かれています。

POWER STEERING LEFT HAND DRIVE

      OIL BACK HARNESS
1 96 027 167 01 UP TO O 5866
      RP 5270 29
    RP 5270 34
01
01

SINCE O 5867

この表の意味が今ひとつ理解できないのですが、96 027 167はオーガニゼーションNo.(RPNo.)が5866までと読めます。5867からは、RP 5270 34という部品番号のようです。となると、RP 5270 29は何?って感じなんですが、とにかく私のは5226です。で、パーツプライスリスト(西武提供の電子版)で、調べると
0096027167は、部品名RP 527029で\10,000となっています。
ん?じゃあ、RP 527029はどうなんだ?って調べると、
0000527029は、部品名RP 5270S3で\10,200となっています。
はぁ?じゃあ、5270S3はってーと、
00005270S3は、部品名LHM リターン ホースで\10,000となっています。


とここまでは、実は今調べたところで、私の出張中の間ショップ(ドリームオートさん)が調べていてくれました。パーツは、どみにこさん経由で入手しているのですが、現物であわせるとどうしても、T字のたて棒部分に相当するパイプの径が合わないようなんです。なんどか違う部品と取り寄せたそうですがどれもだめ。そこでショップがシトロエンジャポンに問い合わせ、一時間くらい電話で問答してたらしいのですが、結局、径が合わないパーツ5270S3しか出ないということになったようです。
さて、どう径が合わないのか、ちょっと見てみましょう。この写真がもともとついていたホースです。一部切断してあるので、4本に見えますが、本当はT字をしています。


これ(上二枚)が元々のホースです。写真ではわかりにくいのですが、下図のように先が少し太くなっています。またホースの肉厚も薄めです。またホース全体にメッシュのカバーで熱対策がされています。」

左部がプレッシャーレギュレータに繋がっています。

送られてきた5270S3は、この図のように径がもともとのままで先が太くなっていません。肉厚があり、暖めても径が細くなりません。つまり繋がらないということです。で、ショップの社長がジャポンに対して、「こんな馬鹿なことはない、加工すれば使えるというレベルを超えている。これしか部品が出ないというのはどういうことだ?」と問答してくれたわけです。

 

で、結局このままでは繋がらないので、この内径にあう国産品のホースAを探し、さらにプレッシャーレギュレータの側の内径とおなじ外径をもち、なおかつとホースAの外径を内径とするホースBを探し出し、ようやくつなげたということです。パイプはそれぞれホースバンドで締め付けてあります。幸いにもリターン系なので、圧がかからずいまのところ、漏れは発生してません。

金:プレッシャーレギュレータ、黒:5270S3部品ホース
赤:ホースA、青:ホースB、銀:ホースバンド

っかし、これってどうなんでしょう?きちんとした部品が本当はあるのか?それともなくてこれしか方法がないのか・・・?詳細は不明で、現在まだジャポン返答待ちとなっています。ショップからの請求はまだ来ません。

写真は新しい部品のホース。メッシュによる熱対策はされていない。


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