Xm VS XM

あばん・ぎゃるど

エクステリア編 

XM.gif (5339 バイト)

中期型1996年式Xm Exclusiveと初期型1992年式XM/1993年式の比較カタログ

 

 フロントのダブルシェブロンの位置が変わり、大型化
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中期はダブルシェブロンがセンターに
フロントマスクの違いは、明らかです。グリルの違いによってかなり印象が異なります。シトロエン・マークであるダブルシェブロンが中期では1995年式Xantiaのように、センターに移り、大型化されました。
私はこれによって精悍さが増したと思っていますが、初期型グリルが好みの方もかなりいらっしゃるようです。
XM
初期の方が好みという方も多い
このBXのようなフロントグリルの方が好みで、中期型なのに、この初期型グリルに交換している方も見えます。
グリルの交換には完全な互換性がなく、加工が必要なようです。

 フォグランプに透明感が出て、新しい印象に

Xm
左がフォグ、右がウィンカー
フロントでのもう一つの違いは、フォグランプとターンシグナルのユニットです。
中期になってから、両者が透明なガラスで覆われてかなりすっきりしました。これも新しさを印象付けます。
また、初期では、外側がフォグなのに対して、中期では内側がフォグになりました。これによって、ヘッドライトとフォグをつけたときの印象がかなり違います。初期ではヘッドライト(外側)とフォグが上下に同じ位置になるのに対して、中期ではヘッドライトとフォグの上下の位置がずれるからです。
XM
左がウィンカー、右がフォグ
フォグとウィンカーが分離されています。またウィンカーが曇った感じのガラスで覆われているので、フロントの印象がどんよりとしてしまいます。

機能的には初期型のフォグはほとんど用を成さない感じで、ほんの3〜5m先しか照らし出しません。

 リア・スポイラーが薄くなった

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中期では薄くなって上品になった
リアに回ると、目立つんのは、リア・スポイラーの形状です。中期になると薄い目立たないものになっています。
私はこれ、中期型を所有するまでは、初期型のほうがかっこいいと思っていたのですが、今では中期の方が好みです。

またリア・ワイパーの形状の違いにも注目してください。中期型では、形状がスマートになりましたが、ワイパーを立てることができず、洗車やゴム交換などのときに、ちょっと不便です。

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ごつさが独特の迫力を出している
初期型はワイパーを立てることができるのですが、形状としては、中期のほうがすっきりした感じです。

 後方からの印象がすっきりと、ロゴもレタリングが変更になり、左右分離された

Xm
マウス置くとロゴ拡大
少し離れてみると、印象の違いが明らかです。
中期になると後ろから見た感じが、すっきりと都会的になり、新しい印象があります。

ロゴの位置にも注目してください。初期では左に寄っていた「CITROEN XM」のエンブレムが、中期では「Xm」だけ右に寄せられ、レタリングも変わりました。これが中期を「Xm」と表現する所以です。

XM
マウス置くとロゴ拡大
初期型はやはりすこし古臭い印象が否めませんが、これはこれで迫力はあります。リアがより分厚く見えます。

 ハイ・マウント・ストップランプを装備

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ハイマウントストップランプがつく中期
中期型からは、リア・ウィンドーにハイマウント・ストップランプがつきました。これはLED式ではなく普通のバルブ球です。初期型にはありません。

 ドアミラーの形状がすっきりと

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中期のドアミラーはスマートに
ドアミラーも形状が異なります。中期になって小型化されすっきりした印象になりました。
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初期はごつい
この写真はドアミラーがカラードのXM-XではなくXMですので、樹脂色のままですが、初期型でも仕様がXM-Xでは、カラードとなります。

 助手席側ドアミラーの確認がしやすくなった

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中期ではミラーが完全に確認できる
形状は単に見た目のスマートさを狙っただけものではなく、初期型で一番問題だった、運転席から確認したときに助手席側ドアミラーが半分しか見えないということを解決した形状になっています。
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運転席からミラーが半分隠れる
初期型では、このように一部隠れてしまいます。これはかなり後ろから写しましたが実際に運転している位置だと、もっと隠れます。ヨーロッパ人のように脚が長いとシートが後ろにいくので、さほど問題ではないのかもしれません。

 ワイパー前の樹脂形状が変わり現代的に、ワイパーのアームも平坦に

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より根本を隠すようになった
ワイパーとボンネットの間の樹脂形状が変わり、ワイパーの根本を覆うようになりました。
ワイパーのアームの根本は、初期型に比べウィンドー側にへっこんだ形状になって、樹脂形状の変更と相まって、すっきりとした印象を持ちます。
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ラウンド形状。アームの根本出っ張る
初期型では、このようにラウンド形状で、なだらかになっています。
写真ではわかりにくいですが、ワイパーのアームの根本が少し飛び出した感じになっています。

 エンブレムがV6からEXCLUSIVEに

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上品な印象
中期型になって、日本仕様セダンはすべてXm Exclusiveと呼ばれるようになりました。そのため、フロント・サイド・ウィンカー下のエンブレムが、「EXCLUSIVE」になりました。
XM
力強い印象
初期型では、V6と誇らしげに。

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