Xm VS XM

あばん・ぎゃるど

総括編 

XM.gif (5339 バイト)

中期型1996年式Xm Exclusiveと初期型1992年式XM/1993年式の比較カタログ

 

 硬めになったが、ゆったりとした乗り心地は健在
Xm 初期型XMに比べると、明らかに乗り心地は硬くなっています。最初Xmに乗り換えたときにはショックすら覚えました。平坦に見える道でもゆらゆらーっと独特の周期で揺れる初期型特有のハイドロ感覚が薄れて、「味が薄くなった」と思いました。
しかし、スフィアにあたりがついた今ではゆったりとした乗り味はやはり健在で、確かに薄くはなっているものの、やはりこの浮遊感覚はハイドロならではであり、しかもXantiaとは違う濃さを持っていると思います。
初期型に比べると全体的にしっかりした感覚があります。フラットに近いですね。
XM まさしくハイドロという感じのどんぶらこ感覚があります。リアをスペコンにしていたこともあって、とろけるような乗り心地です。スペコンにしていないとき(1992XM)でも、同様な感覚がありましたので、初期型の特徴なのではないかと思います。
どんぶらこ・・・どんぶらこ・・・といつまでも乗っていたくなる浮遊感覚に浸っていると、広い室内、革とウッドの豪華なインテリア、広いグラスエリアと相まって、「あぁ、XMにして本当に良かった。」と、心酔できます。
お前はXMとXmではどっちが好きなんだ?と問われれば、こと乗り心地に関しては迷うことなく初期型と答えることでしょう。これぞ、XMです。
 サスペンション・モードがSPORTSでも、常時SPORTSにはならない
Xm サスペンションのモード切替スイッチをSPORTSにしても、XMと違ってリア・アディショナル・スフェアが常時、切り離されません。
このことは、あばん・ぎゃるどスクエアで、Mさんが次のように報告してくれています。
「雑誌等で仕入れた知識で申し訳ないですが、中期のハイドラはスポーツモードでも基本はソフトのままのはずです、車体の動き、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作に対してアド球を切り離すタイミングがノーマルモードより早くなるはずです、故障等以外で常時ハードにはならないです。 ラジオ法でもその切り替えのタイミングの違いは確認できます、特にアクセルへの反応はスポーツだとかなり早いです。」
これを聞いたとき、そうでしたか!って膝を打ちました。このXmになってから、SPORTSに切り替えても乗り心地に違いがなくて、私の感覚がおかしいのかと思ってました。
しかし、高速道路の走行中など、常時SPORTSになっていて欲しいときなどは、ちょっと不便といえば、不便ですね。直進しているときは、通常はSPORTSでも、ソフトなNORMAL状態(リア・アディショナル・スフェアが切り離されていない)ですので、うねりなどを超える時に、上下動が大きすぎると感じるときがあります。
XM サスペンションモードをSPORTSに切り替えると、即座にアディショナル・スフェアが切り離され、AM522kHzラジオ法で確認すると、ジー音が消えて、切り離されているのがわかります。
これは、高速道路などを速い速度で走行するのには、向いていると思います。高速だと常時SPORTSになっていてほしいときがありますから。

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