シトロエンXMは、日本においては輸入された年によって大きく3世代あります。
1990年〜1994年式までの初期型シトロエンXM、内外装、信頼性に手が入れられた1995年〜1997年式までの中期型シトロエンXm、そしてエンジンがDOHC24Vになった1998年〜2000年の最終型までの後期型シトロエンXmです。
1993年までの初期型においてはエクステリア、インテリア上の違いは年式によってまったく違いがありません。1994年式は、日本においてはほとんど存在していないと思われます。1995年は初期型と中期型の過渡期のようなモデルで、左ハンドルにおけるセルフセンタリングがついていたり、内装も助手席グローブボックスにウッドパネルが張られていたりしており初期型との共通性が見られます。1996年式は、まだ助手席エアバッグがなく、グローブボックスのウッドパネルが省略されていますが、その分、グローブボックスの容量は大きめです。1997年式からは助手席にエア・バッグが搭載され、グローブボックスも小型化されました。
一方、後期型と中期型では、エクステリア・デザインは、ほとんど一緒です。中期と後期を外から見ただけで判断するにはリアのエクゾースト・パイプが中期は初期と同じ1本下向き出しに対して、後期は2本水平出しになっています。
このページでは、1996年式中期型シトロエンXMと初期型シトロエンXMとの違いについて、紹介しています。
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