あばん・ぎゃるど  
  シトロエン日記  
  2010.5.4 ハイドラクティブECUモニター装着結果報告  

AM522ラジオ法でも検知できないサスロックが発生していました。ハイドラクティブECUの誤作動だと思われます。そんな折、1997年式ハイドラクティブECUバージョンH5を格安で譲っていただき、誤動作が減ったように思えたのですが、それでもまだ発生しているようにも感じてました。1997年式のECUでは、ラジオ法が使えず、気のせい?ってことも考えられました。そこで、三冠王にサスペンションモードを電流計によってモニターする装置をお借りして、約7ヶ月間モニターしていたのでその結果を報告します。
結論からいうと、まず譲っていただいた1997年式XmのハイドラクティブECUバージョンH5は、誤動作は検知されませんでした。これは、約半年間のモニター結果です。
一方、今年の3月22から元々装着されていたECUバージョンH4.3に戻して、約一ヶ月間モニターを続けた結果、これまた誤動作が発生しませんでした。
乗り心地も、二つのバージョンの間にまったく差異は体感できませんでした。
バージョンH4.3もあるときから突然、ラジオ法で検知できないサスロックが発生し始め、多いときは1週間に数回発生していましたが、今回元に戻してもまったく発生しない状況でした。原因はわかりません。誤動作しているときは、ECUのコネクタを外したり、バッテリーを外して、ECUをリセットしていましたので、ECUを交換したことによる影響も考えにくい。季節的なものなのか?確かにバージョンH4.3のときは、2時間近く走ったときに発生することが多かった。でも、最初に発生した昨年5月末は、30分も走ってなかった。発生状況も何か特別な状況があるわけでもなさそうです。
バージョンH4.3で発生していた、ラジオ法で検知できないサスロックは、これは気のせいとかじゃなく、明らかにロックをしていましたので(降りてリア・バンパーを上下させて確認)、発生することは間違いないと思いますが、どういう条件のときに発生するのか、そのときに電圧に何か変化があるのか?などがわかることを期待していたのですが、残念ながら判明しませんでした。
バージョンH5で、サスロックをしていると思っていたのは、「気のせい」だったという結論にしたいと思います。ロックしている?って思ってもモニターは正常なことばかりでした。モニターで検知できないロックもあると考えられますが、H4.3のときと違って、降りてバンパー押しても正常でしたので、やはり気のせいということだと思います。
ただ、バージョンH5のとき一度だけ、アイドリング中にリアから「こっくん、こっくん」というしゃべっていてもはっきりとわかる程度の音が聞こえてきたことがありました。リアのエレクトロバルブが誤動作して、オン・オフを繰り返しているのかとおもってモニターを見たのですが、変化はありませんでした。リアの座席の下あたりから聞こえてきてましたので、もしかすると燃料ポンプがおかしくなったのかも?と思いました。エンジンを一度切ると直りました。
今回、2つのバージョンのハイドラクティブECUを乗り比べて、はっきりとわかったことがあります。
バージョンH5では、やはりラジオ法は使えません。ピー音がしないんです。バージョンH4.3に戻すとピー音が復活しましたので、バージョンH5ではEMI対策が施されていると思われます。このため、外部からのノイズに対しても強く、誤動作が発生しにくいということが考えられます。
RPNoが何番から対策が施されているのかわかりませんが、少なくとも1997年式以降のXmには対策後のものが装着されているのかもしれません。
もうひとつ、わかったことは、バージョンH5では、初期型XMのようにアイドリング中にアクセルをあおると、カチッといってSPORTSモードに入りますが、バージョンH4.3ではアクセルをあおっても、アイドリング中はSPORTSに入りません。

三冠王のモニターは、ラジオ法のように音を聞かなくて済むので、音楽と共に楽しめるという利点があり、長期間モニターすることが可能でした。長い間、お貸しいただいたこと、この場をお借りしてお礼申し上げます。どうもありがとう!

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