あばん・ぎゃるど  
  シトロエン日記  
  2010.5.15 シトロエンXmのスモール・ライトをLED化しました  

シトロエンXmのブレーキランプをLED化してから、LEDに興味を持つようになって来ました。ヘッドライトをHID化したときから、スモールランプの色温度が低くて電球色なので、HIDの青っぽい色と比べてバランスが悪いと思っていました(写真)。そこで今度のLED化はスモールランプにしようと思いました。

そこで、Xmのスモール・ランプの形式を調べることにしました。
トレマニュによると、W5Wというバルブ形状になっています。トレマニュの図での見た目は、メーターパネルのバックライト照明などに使われているウェッジ球のように見えます。W5Wを調べてみると、そういうものがなかなか見当たりません。そこで、小糸製作所のホームページで調べてみたら、一般的なT10ウェッジ球でした。
http://www.nissei-polarg.co.jp/koito/hyo/result.php?dc=22200013
そのことを念頭において、早速、スモールライトユニットを調査です。
廃車にしたシトロエンXM-Xのスモールライトユニットが綺麗だったのでとってありました。これを使って調査します。
スモールライトユニットは、ブレーキランプユニットと違い、反射板が背面、側面、底面の3方向ですから、光が拡散しなくてもこの反射板にかなり助けられるのではないかと思われます。

ランプのソケットを外します。
うっ、硬い。硬くて回らない。
そこで、ソケットに布を巻いてバイス・グリップを使って、回しました。普通のプライヤーやペンチでも大丈夫と思います。
45度ほど回転させると、ソケットが抜けます。
普通のウェッジ球です。
長さを測ってみます。
球の全長:24.0mm
直径:9.85mm
ソケットに挿入したときに、飛び出ている長さ:13.0mm
ソケットに埋まる部分の長さ:11.0mm
ソケットがランプユニットにささる部分の直径:12.0mm
穴からランプユニットのレンズ面までの長さ(深さ):57.8mm

【商品の選定】
今回は、ブレーキランプの反省から、砲弾型LEDではなくSMD型にしました。
GBTというストアの
T10/T16互換品爆光SMD38連LEDバルブ白2個set」1400円で落札しました。2個ですから1個700円になります。
送料が160円っていうのも魅力です。このストアなかなかいいです。
正面は6連。側面は8連×4面の計38連です。
背面方向にはありませんので、ライトユニットの背面反射板の効果は限定的になると思われます。
色温度:約5500−6000Kということなので、ちょうど私のHIDは6000Kですから色相性も良さそうです。
この商品の 幅:MAXφ10mm 長さ:約37mm 差込口:約9mmということで、これまた良さそうです。
届いた商品をソケットに装着した状態で、純正の球と比べてみると、これくらいの長さの違いがあります。
早速装着してみるまえに、電球での見え方を確認しておきます。
撮影は、晴れた日中。
撮影モードを変えて、2枚撮りました。こんな感じです。
これくらいの色の違いがあります。
HIDも昼間見ると結構青いですね。
【LEDの取り付け】
それでは、取り付けてみます。
まずは、スモール・ライトユニットを取り外します。
これには工具は不要で、ボンネットを開けて、このように手を突っ込み、ユニットを押さえているプラスチックレバーをボディ外側に押します。
このレバーが目視できないのと手がギリギリ入るか入らないかくらいに狭い(特に右側)ので、少し難儀するかもしれません。
この矢印がレバーなんですが、この位置が最初はちょっとわかりにくいんです。手を突っ込んでこれがありそうなところ(ヘッドライトユニットの脇あたり)を手探りで探します。正面からスモールランプユニットをぐぐっと押すと、手探りの指に動きが伝わり判明すると思います。
レバーが見つかったら、フェンダーボディ方向に少し指で押しながら、前に押し出します。すると、ずるんと出てきます。位置の感覚を掴んだら、とても簡単です。
周りにごちゃごちゃとしたものがありますから、引っかき傷を手の甲に作るかもしれませんので、軍手を忘れずに。
ユニットが出てきたら、コネクタを外します。外すにはいつものよに外れ留めがありますから、この針金状のバネの先端をマイナスドライバーなどで、両端を突いてやり、バネをずらします。
ずれたら、この茶色のコネクタを引っ張って抜きます。
抜けたコネクタとバネはこんな感じ。
前述したように、ソケットを反時計回りに45度捻ると抜けます。
LEDに差し替えます。
その前にLEDには極性がありますので、この青矢印の電極のどちらをLEDのどちらにしたらいいのか、見ただけでは判断できません。
点灯しなかったら、180度回転させます。
挿入してみて、いよいよ点灯テストです。
エンジンをかけて、ライトスイッチON!
れっ・・・点きません。極性が違ったんだな。
一旦抜いて、180度回転させて、挿入しなおします。
今度は点灯しました。少し眩しいですが、直視できないというほどではありません。しかし砲弾型LEDよりは明るい感じです。いい感じです。
触ってみると熱はほとんどありません。
ユニットをボディに装着します。矢印のように、突起を穴に3箇所挿し込みながら押し込みます。
と、このとき、ふと下を見ると、あれーー?なんか漏れてる!触ってみると緑色。でもLHMじゃない。LLCだな。冷却水。うっ・・・どっから漏れてるんだ?
LED作業中断して、原因追及です。
ってこの話は、後日します。
撮影モードを変えて撮ってみます。昼間だから点光源っぽく見えますが、これは電球でもそうだったんで、夜だとまた違うのかもしれません。
少し絞りを絞って撮影すると、やはり昼間ですから、点に見えます。
HIDを点灯しない状態だと、こういう感じです。クールですね。悪くないです。
夜になりました。結構いいですよ。
アップです。少し点っぽいですが、離れてみると全然大丈夫です。
色温度は、LEDの方がちょっと高いですね。青っぽい。
正面から見ると、HIDがまぶしいから、結構白っぽく見えます。
なかなかいいんじゃないでしょうか?現代的な車に見えます。
これは成功ですね♪

こうなると後はフォグランプですね。フォグのHID化を考えていたのですが、フォグ球と同じH3タイプのLEDを発見しました。しかし、ライトユニットを予備調査したところ、ヘッドライトのロービームと同じように傘があって、これに干渉しそうな感じです。今後のテーマですね。

ポジション球は側方を明るくする効果がある

手で覆うと側方真っ暗になる
【後日談 2011.12.17】
もうひとつ、良かった点は、LEDによって明るくなったために、側方が相当明るく照らし出されるようになったことです。手でスモールランプユニットを覆ってみると、真っ暗になります。
これは夜間の路肩を歩いている歩行者などを発見しやすくなる効果があると思います。

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