シトロエンXmの「ENGINE WATER LEVEL」偽ワーニング対策失敗
  あばん・ぎゃるど  
  シトロエン日記  
  2012.8.4 「ENGINE WATER LEVEL」偽ワーニング対策失敗  


エンジン冷却水レベルセンサー(矢印)
前期型黒XMでも、銀XM-Xでも出ていた偽の「ENGINE WATER LEVEL」「STOP IMMEDIATELY」のワーニングが、中期型のXmでもやはり出てきました。もう2年近く前からになりますが、最近、頻発してきており、必ず毎日出るくらいになっていました。
なんとかしたいと思っていたのですが、今までもエンジン冷却水レベルセンサーを交換しないと直らないので、我慢していました。
しかし、毎日毎日このワーニングを経験していくうちに、それが出るときに、ある傾向があることに気づきました。
それは、たとえば、ヘッドライトをつけたときとか、ウィンカーをつけたときとか、ブレーキを踏んだときとか、その直後に、ピッ!と鳴って、このワーニングが出ることがよくあります。
最初は偶然かと思ったんです。必ずそうなる、っていうわけでもなく、そうなることがよくある、っていうくらいだったからです。
でも、たびたびそういうことが起きるので、あれー?何かあるな・・と。
そうです、つまり、以前、keigoさんが言ってたように、アース不良の可能性が高いと判断しました。どうやってアースを強化しようか。それを考えていました。

WIRING DIAGRAMを確認すると、1番ピンがアースでした。コネクタ側に番号が刻印してあるのですぐにわかります。コードの色は銀色がアースです。
ここからアースポイントに直結できないか、そう考えたわけです。
直結したら、本当にこの偽ワーニングが直るのか、それを実験したいと考えて、チャンスを狙っていました。
あるとき、ちょうどチャンスがやってきました。会社からの帰宅途中、ずっとワーニングが出ていました。自宅に着き、アイドリングのまま、センサーのコネクタを抜きました。抜くとワーニングは消えます。
このとき、コネクタを抜いたまま、ワニ口クリップなどで、センサー側とコネクタ側のそれぞれの3口をつなげたところ、ワーニングが点灯しました。
そこで、センサーの1番ピンをアースポイントm1に直結したところ、ワーニングが消えました。再度、確認のために、それをコネクタ側につなぐと、ワーニングが点灯します。
これで確実です。アースを直結したら、直りそうです。
そこで、ETCを買ったときに着いていたコード分岐端子を使って、アースを分岐することにしました。
丸端子とコードを圧着して、それを上の写真の丸穴に突っ込みます。
そうしたら、もう一方の溝にコネクタの水色コードを挿しいれ、上からパチンと蓋をするように押さえつけます。
こういう感じで、アース線が分岐できました。
分岐したアース線を、右フロントフェンダー側にあるm1と呼ばれるアースポイントにバイパスさせます。
ここは10mmのナットを外して丸端子をつなげばいいのですが・・・、クリアランスが足らない上に、硬くて、小型ラチェットでも外れません。
そこで、仕方なく、やりたくなかったんですが、ECUボックスの蓋を外して、茶色や緑のリレー類を露出させて、クリアランスを確保。
なんとか外すことができました。これだけで、30分くらい悪戦苦闘。
このECUボックスの蓋をなぜ外したくなかったかというと、初期型XMと違って、中期Xmでは、この蓋を外すと、今度はなかなかしまらないからなんです。リレー類の横長のホルダーバンドをずらしたりして、リレーを上にずらし、蓋の下側を回りこませるようにしないといけなくて、結構面倒だからです。
ようやく丸端子をつなぐことができました。
 こんな感じで、コードを這わせました。
さて、エンジンをかけます。
やった!警告灯消えてる!^^
久しぶりにうれしいですねー。やっぱりアースが弱ってくるといろんなことが起きますね。

(後日談)
数日後、再発するじゃないですか!あらら・・・しばらくつかなかったのに・・・
ただし、頻度は前より確実に少なくなってます。ライトつけて、ピッってなって、警告出るようなことはなくなりました。
しかーし、やっぱり出るんですよ。
そこで、アースをもっと強化したらいいのかと考えて、実験できるタイミングを見計らい、ブースターケーブルでバッテリーのマイナス端子とm1端子を接続しました。
しかし、結果は、警告消えず・・・。
うーん・・・これ、失敗ですね。この対策じゃあ直りません。朝一エンジンかけたらすぐに出るときもあるので、アースも原因のひとつだったのは間違いないと思うのですが、やっぱりセンサーを交換するしかなさそうです。

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