あばん・ぎゃるど  
  シトロエン日記 2005年4月  
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2005.4.4 XMの「ENGINE WATER LEVEL」の偽警告対策

1ヶ月ほど前からXMが時々、ステアリング左の警告ディスプレーに「ENGINE WATER LEVEL」「STOP IMMEDIATELY」が出て、同時に[((P)) STOP]の赤表示がでかでかと出ていました。しばらくは知らせていると、すぐにその警告は出なくなっていたのでほうったらかしにしていたのですが、同乗者を乗せていたりするときに不安がらせるので、今日は見てみることにしました。

センサーは冷却水タンク(エンジンルーム一番右。正面左奥)のキャップのすぐ脇にあります。

コネクタを抜いてみると、若干、例のごとく白く粉を吹いています。かるくヤスリで磨いて接点復活剤をかけておきました。
ついでに水量を見ておくと・・・、あれ、やっぱちょっと減ってるや・・・って感じでした。つーか、どれが適正量?^_^;; タンクの真ん中に立っている板状のものがあって、それが見えないくらいに満たすのか・・・?とすると、かなり足らない・・・ということで、LLCと水で約300ccくらい補充しました。ん・・・・?やっぱり本当に水、足らなかったのか??

後日談(2005.4.9)・・・
再発しました。数分間「ENGINE WATER LEVEL」「STOP IMMEDIATELY」が出て消えませんでした。水量を確認すると満タンでした。ということはやはり偽警告・・・。今度はコネクタのメス(ハーネス側)をしっかりと磨いておいて、接点復活剤をつけました。これで様子見です。

後日談2(2005.4.12)・・・
keigoさんより、「アースが悪いのではないか?アーシングを考えてみたら?」とのアドバイスを頂きました。バッテリーからのアーシングを考えてみようと思います。ちなみに、WIRING DIAGRAMによると、関連アースはm1です。私のXM-Xは前オーナーにより、マルチポイントアースを廃止されているので、その部分で、あとはすることは接点復活剤でもかけてみようかなぁ・・・。


2005.4.4 XMの「HIGH WATER TEMPERATURE」の偽警告対策

今度は水量センサーでなくて、水温センサーです。XMには3つの水温センサーがあるんです。一つは、水温計のセンサー(青)、もうひとつはエンジン制御(ECU)のためのセンサー(緑)、最後の一つはEWTS(Engine Water Temperature Sensing Unit=ファン制御など)のためのセンサー(茶)。
ここ数ヶ月、頻繁に「WATER TEMPERATURE」「 STOP IMMEDIATELY」の警告が頻繁に出ていました。この警告が出るときは、ステアリングの左の液晶ディスプレーにこの警告が出る前に、カチチチ・・・っとステアリング前のワーニングランプ表示のリレーの作動音が聞こえ、チカチカっと「(水温計のマーク)+↑」の黄色警告が素早く点滅し、その後それが点灯します。さらに、その後、でかでかとれいの[((P)) STOP]の赤表示が出ます。その時、水温計は正常です。
どうも水温センサーが怪しそうです。3つのセンサーのうち、最後のセンサーが、この制御に関係しているという情報を得ました。水温計のセンサー自体が壊れている、という推測ももちろん成り立ちます。しかし、エンジン始動後数分でこの警告が出るときもありますし、実際にオーバーヒート傾向が出たこともありません。
そのセンサーは茶色のセンサーということで、エンジン脇に突き刺さっている茶色のセンサー(写真赤丸)を外してみることにしました。場所は、ラジエーターの後ろ、エンジンの左(正面から右)、イグニションコイル(右上の赤いキャップがはまっているやつ)の下、あたりです。ただし、ブレークや年式によっては位置がここにないものがあるようです。(偽警告対策2を参照)
まず、このセンサーを外そうとして時に、合うレンチのサイズがわかりません。次々にあわせていき、19のレンチをあわせるけど、まだ小さい。私の持っている最大が19でしたので、しかたなくモンキーレンチであわせてみました。実際には21くらいだと思います。
しかし、これが堅くて回らない・・・。そこで、エクステンション(といっても、いつもスフェアを回すために使っているホームセンターで300円くらいで買ったステンレスパイプ)をレンチの柄に挿して、回してみました。このパイプは1mくらいあるのですが、途中30cmくらのところを持って回しました。するとすんなりと回りました。少し回ると後は手で回して外します。
外したセンサーの穴から、エンジン冷却水がちょろちょろ少し流れてきましたが、すぐ止まりました。
外したセンサーを見るとセンサー部分とねじの部分が薄粘土色の水垢?で汚れています。
ティッシュで拭くと汚れがべっとりとつきます。
ティッシュでも水垢が取れなかったので、ヤスリで軽く磨いてみることにしました。懸念したのは、この棒状の部分に特別な塗膜があって、それが磨くことで取れてしまわないか、ということでした。センサーをよく観察すると、棒状の部分とねじの部分は一体化しています。その根元も薄粘土色に汚れているように見えます。この薄粘土色のものが塗膜ではないか、と疑ったのですが、ねじの部分を見ると、その半分くらいが同じ薄粘土色で汚れていて、皿によく見ると部分部分、その汚れが剥がれ落ちたようになって、下地の金色が見えています。ということは、やはりこれは塗膜ではなく、単なる水垢によるものだと判断しました。
そこで、思い切ってヤスリで軽く表面を磨いてみると、銅色の綺麗な金になりました。これはねじの部分と同じ色です。

2005.6.13 後日談1
水温センサーからの信号が途絶えるとエアコンが止まる
2005.7.12 後日談
新品部品は金色だった。センサーを交換するとすこぶる好調です。

次に、コネクタ部分を見ると、水量センサーより、白い粉がふいている量が多いのです。そこでまた磨いて、接点復活剤を吹いておきました。メス側(ハーネス側)も同様に処置しました。
このとき、ふと気づくと、チャポチャポチャポ・・・と水音がします・・・あ、やばい・・・と思ったらセンサーの穴から水がどんどん漏れてきています。慌ててセンサーを元に戻して、LLCと水を入れたら約500ccくらい入りました。
センサーはまずは手で締めて、それからレンチで締め、その後エクステンションをつけて軽く締めておきました。
さて、試運転です。数十分しか走ってないのでなんともいえないのですが、現象は出ていません。しばらく、様子見ですね。たぶん、なおったんじゃないか・・・と思いたい。

2005.4.10 XMの「HIGH WATER TEMPERATURE」の偽警告対策2

昨日、また「WATER TEMPERATURE」の偽警告が再発しました。以前よりは、警告頻度が少なくなってるんですが、警告灯を灯すリレーがカチカチいって、水温上昇ワーニングが一瞬点灯を繰り返しました。そこで、まず、先日の茶色の水温センサーのメス側(ハーネス側)コネクタを磨きました。メス側は穴が小さくて磨きづらいのですが、なんとか磨いてみました。
次に、残り二つのセンサー(青と緑)も磨いてみることにしました。まずその位置ですが、エンジンカバーの左端の下(ウォーターポンプ上)にあります(by じーじ@XM Brkさん、タータンさん)。写真で赤線で囲ってある部分が、ラジエーター(赤線右の銀色部)から繋がっているホース、そしてウォーターポンプの部分までです。この最後の部分の上に緑と青の水温センサーがありました。
(写真赤丸部)
赤丸部内左が水温計のセンサー(青)、右はエンジン制御(ECU)のためのセンサー(緑)です。ただし、年式(RP No.)により、じーじ@XM Brkさん、タータンさん、R.S.さんの話を総合すると、sセンサーの位置は下表になります。RPの下2桁がどこからなのか未確認。WIRING DIAGRAM上は、下表上段で表記されています。色の後ろのカッコ内の数字はWIRING DIAGRAMにおける部品番号。用途の下の番号はパーツリスト上のパーツ番号。
 RP No. 茶(910)
EWTS(ファン)制御用
1338 55
緑(909)
エンジンECU制御用
95 640 493
青(911)
水温計用
RP57xx デスビ下あたり ウォーターポンプ上、手前 ウォーターポンプ上、奥
RP58xx ウォーターポンプ上 ウォーターポンプ上 デスビ下あたり
まずは緑のセンサーを外します。これから外さないと青が外れませんでした。レンチのサイズは18です。18がなかったので、またモンキーを使って外しました。やっぱり堅くて、エクステンションとしてステンレスパイプをつないで回しました。
外すとLLCが穴から出てきますが、表面張力で盛り上がりぎりぎり漏れ出すことはありませんでした。
センサーはやはり水垢がついていましたが、茶色のEWTSのほどではありません。まずはティッシュで拭き取りました。今回はセンサー表面はやはり防錆塗膜のような気がしてきたので今回は磨きませんでした。コネクタのオス側とメス側を磨き、接点復活剤を塗布。
次は青です。青もまた堅くてエクステンションで回しました。サイズは同じ18。青のほうは外してもLLCは出てきません。ここには水は流れていませんでした。アルミパイプを通して冷却水の温度を間接的に拾っているようです。センサーも綺麗な銅色を保っていました。この例でいうと、茶色も緑も最初はこのような銅色であり、特別な塗膜はないのかもしれません。あるいは、この青はLLCに接触しないので、塗膜がないのかもしれません。
センサーを外してからコネクタのオス、メスを磨きました。
さて、結果はどうなりますやら・・・。
後日談1 2005.4.12
keigoさんより、「アースが悪いのではないか?アーシングを考えてみたら?」とのアドバイスを頂きました。バッテリーからのアーシングを考えてみようと思います。ちなみに、WIRING DIAGRAMによると、関連アースはm5です。m5の位置は室内フロントセンターあたりらしいのですが、未確認です。
またこのHIGH WATER TEMPERATURE ワーニングを出す関連センサーは、やはり最初の茶色センサーでした。
さらに、タータンさん(フジワラさん)から、同様の現象に対応するために、EWTSユニットの端子磨きをし、さらに結局センサーを交換したとの情報を頂きました。部品番号1338 55で、3,770円のようです。

後日談2 2005.6.13
どうもハーネス側コネクタに問題があるようである。詳細はこちら

後日談3 2005.7.12
この警告は緑、青の水温センサーは関係ないことが判明。茶色のみにしか影響しない^_^; で、茶色を交換して完治しました


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