あばん・ぎゃるど  
  シトロエン日記 2005年8月  
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2005.8.5 XM-X、クーリングファンリレーなど交換

クーリングファンが高速回転時のみ右が回らないという現象が以前から時々発生していました。もしかすると時々ではなく常時発生しているのかもしれません。特にこの夏場だと水温が上がりがちなので、水温が110度を超えることもありました。
そこで、上の記事の後日談の後半にも書きましたが、暫定としてリレーを一部交換していました。
あばん・ぎゃるどスクエアでそういうことを書いていたので、タータンさん(旧フジワラさん;現在XMを降りてオリジナルミニに乗ってらっしゃる)が、XMの5極リレーを送ってくださいました。本当にありがとうございます。頂いたリレーの端子を全て磨き、4つあるうち5極のもの三つ(上の写真で黒リレー3つ)を交換しました。
4つ並んでいるリレーは、上の写真で向って右から順に
815電動ファンセレクタリレー(高速・低速切り替え)
814電動ファンリレー(高速用)・・・右を高速駆動させるときの専用リレー。オリジナルは緑のはず。私のXM-Xでは購入時に既に黒になっていた。
813電動ファンリレー(高速・低速用)・・・左の低速、高速兼用リレー
一番左のリレーは何なのか?ここでは、セルモーターに関連しているように思ってたんですが、WIRING DIAGRAM見るとセルモーターにつながるリレーが見当たりません。ちょっと謎です。
で、今日はじーっくりとトレマニュとWIRINGDIAGRAMのクーリングファン制御のページを見ていてわかったのは、高速時のみ右が回らないのは、814リレーが壊れている場合だということです。つまり上の写真で向って右から二つ目のリレーになります。
タータンさんから頂いたリレーがちゃんと動作するなら、今回の措置で完治するはずです。
ちょっと楽しみです。

関連情報:ファンの高速・低速切り替えのロジックはこちら

後日談 2005.8.6
ばっちり、高速時も両方のファンが回ってます。タータンさん、ありがとう!

2005.8.6 XM-X、エンジン制御水温センサー交換

エンジンをかけてから15分くらいの間にアイドリングが不安定になって、ストールしてしまう現象の原因がはっきりわかりません。エンジン制御の水温センサーを疑い、交換することにしました。
部品番号:95 640 493 (2,800円)
プジョーと共通の部品のようで、プジョー番号は写真のとおり。

エンジン水温センサーを疑ったのは、トレマニュを見ると、エンジン制御における「燃料補正係数」として、
 (1)始動後増量補正・・・エンジン始動直後のエンジン回転数の安定性を確保するため、水温センサーの信号により始動直後から一定時間増量補正を行う。
 (2)水温補正・・・冷間時の運転性を確保するため、水温センサの信号により、冷却水温度が低いとき(80度以下)に増量補正を行います。
と、書いてあります。このことは経験したことと符合します。というのは、エンジンストールが起きるのは決まって始動後15分以内くらいだったからです。
さらに、ISCバルブ(アイドルスピードコントロールバルブ)は、水温センサーの値を参照パラメータの一つにしています。水温センサーのフェイルセーフとしてエンジン始動時は、吸気温値に設定され、エンジン始動直後は90度に設定されますから、水温センサーからの信号がこないと、エンジン始動直後は実際の水温より高いと判断されますから、アイドリングが低めになると予想されます。このこともトラブルの内容と符号します。

センサーの位置はこちらです。

2005.8.6 XM-X、スロットルポジションセンサー清掃

2年前から時々悩まされている現象なんですが、先日も出たんです。この原因が特定できず、LHMタンク下のO2センサー関係のコネクタを磨いたり、上の記事にあるようにエンジン制御用水温センサーを交換したりしましたが、また発生しかかりました。ストールにはいたりませんでしたが、極低速走行時(15km/hほど)に、ストールする気配がありました。
タータンさんが、「スロポが原因の可能性があります。断線しない限り、ダイアグには残らないのでヘンナ信号をだしているのかもしれませんです。HPの報告をみると、アクセルを少し開けたあたりでの挙動がすごく変ですよね。その辺はスロポ内部の可変抵抗が特にいったりきたりする部分なので摩耗がすすんでいるのかも。うちので一度スロポのコネクタが半抜け状態で走ってしまい、そのときの現象と似ています。」とのアドバイスを頂きました。
スロットルポジションセンサーの位置は写真白丸印。エンジンとLHMリザーバータンクの間で、フロントガラス寄りです。右に見えている太いパイプはエアクリーナーから繋がるエアダクト。
位置はここも参照
タータンさん曰く、「
1.接点が摩耗してのっぺらぼうになっている
2.接点付近にスラッジがたまっている
3.コネクタが死んでいる
が考えられますが、
回転を上げると割と安定するとのこですので3ではなさそう。1か2ですよね。2であれば掃除すればよいわけですけど分解は しないほうがよいです。エレクトリカルクリーナー (ホームセンターにあります)を購入して掃除してみては?
お掃除方法は、朝一番等、エンジン(センサー)が冷えている時やりましょう。クリーナーをかけると急速に冷却されるので暑いときにやると回路が砕けますので。クリーナー付属の細いノズルをつけます。スロポの脇(写真白矢印)をみると、ちょっと中身が見えてる風になっているので、そこにノズルを当ててブシューーーー!とやってやります。(ぼたぼたとたれるくらい)。運転席にいってアクセルを開いたり閉じたりして、再度ブシューーーー!これを何回か繰り返します。もし掃除してもダメなら1が濃厚。交換しましょう。あきらめきれない場合、調整するわけですが、こりは結構難しいです。作業は簡単なんですけどスイートスポットを 見つけるのに何回もやらなきゃないのです、ハイ」
とのことでやってみました。
運転席にもどるのが面倒なので、
ここの写真で写っている金属レバーをマイナスドライバーで何度も押して、ブシューを繰り返しました。
で、黒XM時代、URUさんに頂いたスロポセンサーと交換しようとも考えたのですが、今のシルバーのXM-Xのセンサーのコネクタを調べてみたら、なんと黒XMと同じで、コネクタではなくて、丸型端子3本で繋がっています!なんと、やっぱりこの時期のXMはみんなこの仕様だったんだぁ(>_<)。
で、今なら、頂いたセンサーのコネクタを切断し、こっちの丸型端子に接続するくらいの技術は身につけているので可能ですが、スロポ清掃の効果を見届けようとおもっています。

さて、効果ですが、ストールについてはまだわかりませんが、スロットルの滑らかさがすごく気持ちよくなりました。どういうことかというと、アクセルペダルの重さや物理的なスムーズさがかわった訳ではありません。実はこのXM-Xは、アクセルオフとオンがとても微妙で特に、オフのとき、かなり慎重にオフにしても、ガクーンとエンジンブレーキがかかってしまうことがしばしばあったのです。それがなくなった感じです。アクセルの開きや閉じに応じて、リニアに反応する感じです。これはうれしい!またまたタータンさん、ありがとうございました!


2005.8.6 XM-X、エンジン熱害対策

実は7月の末ごろに、踏み切り前でアイドリングが不安定になり、エンジンストールしました。でも再始動できず、セルが回れどエンジンがかからず現象が出たのです。タータンさんから、この現象の原因はいろいろあるが、北東北通信の「イグニション配線と熱害」に書かれていることをチェックしたらどうか、とのアドバイスをいただきました。
そこで水温センサーを交換したときからずっとエンジンカバーを外していることもあって、チェックしてみることにしました。見たところ北東北通信に書かれているほどひどいところは見当たりませんが、確かに配線は熱硬化している感じです。また耐熱布がぼろぼろになっています。そこで片っ端から布がとれてしまった所にコルゲートチューブを巻いていきました(写真は巻き終わった状態)
ただ、北東北通信に書かれている「十数本の配線を1個の筒型圧着端子で束ねている」二箇所が発見できませんでした。布はみたのですが、ビニールテープが巻いてある中なのかなぁ。

2005.8.6 XM-X、m3アース磨き

熱害対策のついでに、m3アースポイントをちゃんと磨いてみました。今までは上から接点復活剤をかけていただけだったので、今度はボルトを外して磨きました。
m3アースポイントはエンジン制御の水温センサーのアースなどに使われている重要なもので、上の写真の白丸印のところにあります。左の写真はその拡大写真。
10mmのボルトをはずし、ボルトをエレクトロニクスクリーナーで清掃し、3つ丸型端子を外してそれぞれの表面をヤスリで磨きました。そして、接点復活剤をかけておきました。

2005.8.15 XM-X、m3アーシング

7月27日の踏み切り前ストール事件以来、また深刻なストール事件が8月9日に発生しました。魔のR23号事件とほとんど同じ状況になったのです。
エンジン始動後約30分くらいして、信号待ちから交差点の角を曲がるとき、一瞬アクセル踏んだのに重い感じがしました。燃料が噴射されない感じです。でも一瞬だったのです。それから5分後、今度はやはり低速で走行し右折するときに、アクセル踏んでもエンジンがストールしかかり、10km/hくらいしか出ない状態になりました。もちろん回転もあがりません。その後なんども信号待ちからのスタートでストール。今回は先日の踏み切り事件のときと違い、再スタートは簡単にできます。つまりセルが回るのにエンジンがかからないという状況は一回も発生してません。ただし、以前からの症状、普段でもしょっちゅう出る症状、セルが回らない現象は発生してました。でもこれは数回のリトライでかかります。今日もストールしても再始動は容易でした。しかし、こりゃたまらんです。走ってられません。私も学習したので、アイドリング時にアイドリング回転数が落ちてきて車体がぶるぶる言う傾向を感じ取ったらすかさず、路肩や道路沿いのお店の駐車場に入るようにしました。
エンジンかけたままエンジン制御用水温センサーを抜きましたが、症状は変わらず。ただし、Kマークはもちろん点灯します。でも、特に何も起きない。アイドリング回転数低いまま。センサー元に戻し、しばらくアイドリングさせて様子を見ました。
ATがPポジションのとき、ストールしかかるくらい回転が落ちるものの1分くらいすると、そのときアクセルに一切触れないならば、なんらかのセンサーが感知して、回転が上がりだし、ストールを免れます。ですが、回転が上がりだしてもまたしばらくすると、回転が落ちます。
ちょっとでもアクセルをオンにした場合は、ストール。この繰り返し。そのとき排ガスに異常は見られません。となるとO2センサーも関係なしか。ISCバルブを疑いコネクタ抜き差しするが改善せず。最後にどうしても家にたどりつけそうになかったので、ISCバルブを抜きました。そしてエンジンスタート、回転が一気に3500くらいになりますが、すぐに徐々に落ち始め、最終的には1100-1200くらいのちょっと高めの回転でなんとか動きだしました。しかしDレンジ信号待ちだとストールしたりしました。ストールをなんとか免れた場合でもアクセルに対して燃料噴射されず、5km/hくらいしかでない、そのままアクセルをどんどん踏み込むと、ストールする場合と、ストールせずいきなり燃料噴射再開され、回転あがり、ぎゅーんと動きだす場合がありました。
 結局、車を止めて、1時間かけて、ISCバルブのコネクタ磨き、吸気温センサーコネクタ磨き、イグニションコイルコネクタ磨き、圧力センサーのコネクタ抜き差し、インジェクションECUのコネクタを外して、ECUリセット。これらの後では、何事もなく走行し、無事家に到着。何が効いたのか?リセットか?それとも単にエンジンルームの温度が下がったからか?ECUリセットしたので、今度ログを呼び出します。あ、そうだ、アイドリングテスト中、何度もABS OUT OF USEがついたり消えたりしました。ABS OUT OF USEの警告とこのトラブルの因果関係はわかりませんが、どうも相関関係にあるように思います。アースを疑ってます。途中Kマークも点灯。
今日はそのときの対策の一つとしてアースを疑い、m3アースポイントからバッテリーマイナス端子までアースを追加することにしました(写真赤線)。この前のm2アースポイント近くへのボディーアーシングのときと同様に6sqの線を使いました。線には太目のコルゲートチューブを巻きました(写真黄色部が今回追加したアース線。見えているのはm3アースポイント)。

途中、とほほなことが・・・。バッテリーマイナス端子を緩めてボルトからナットをはずし、追加したアース線の丸型端子をボルトにかまして、さぁネットをとりつけようとしたら・・・ぽろろん・・・とエンジンルームの深い深い谷間に落ちていったのでした・・・(>_<)。LHMリザーバータンクの下あたりに落ちたようで、リザーバーをkeigo方式ではずし、見たのですが発見できず。ナットだけAUTOBACKSに買いに行ったのですが、銅製のナットなんてなくて、しょうがなくステンレス製のを買った(216円)んだけど、8φでピッチ1.2mmではφはあうんだけどピッチ合わず・・・。しょうがないから、バッテリーターミナルそのものをまた今度はホームセンターに買いに(二つで約600円)行ってそのナットを使いました。あぁ・・とほほの連続です・・・(>_<)

してそれだけ苦労した結果はまだよくわかりませんが、相変わらずABS OUT OF USEは出ています^_^;


2005.8.15 XM-X、圧力センサーの根元の応急処置

8月9日のストール事件のもう一つの対策として、あばん・ぎゃるどスクエアでみんなに相談したところ、圧力センサー(バキュームセンサーともMAPセンサーとも呼ばれる)のホースか、吸気系に漏れがあるのではないか?とのアドバイスをもらい、以前から「触らぬ神に・・・」で触っていなかった圧力センサーのホースをチェックしてみることにしました。
圧力センサーはエンジンへの空気の負圧を感知し、その値によって燃料噴射量を調整しているものです。確かに今回の事件と関係ありそうです。ですが、もし漏れているなら燃料調整が濃くなって排気ガスが臭いはずだ、とのことでした。特に臭いということは感じなかったのですが、私のXM-Xは以前のXMのときもそうでしたが、普通の国産車やXantiaに比べると排気ガスが特に始動時しばらくは臭い、のです。
で、根元はこのように以前のオーナーの手によって、テーピングされてます。ということは、個の部分がひび割れていたのではないか、と想像できます。そして、この写真のようにテープは硬化が始まっていて、端っこがすこしめくれている状態です。たしかに、空気が漏れているのかもしれません。
恐る恐るテープをはがしてみると、予想通り根元の一部がひび割れています。ホース交換すべきかもしれないのですが、ホースを交換しようとしてホースをひっぱったりこじったりしているうちにセンサーが折れてしまったって、55barさん他が情報をくれたのを思い出し、ちょっと躊躇しています。
ま、今回はテープを交換するだけにしました。ビニールテープだとねちゃねちゃしてしかもすぐにはがれてきそうなので、布粘着テープを巻くことにしました。布テープだとエアが漏れるような気もするのですが、何重にも巻いたので大丈夫?と判断しました。甘いかな?^^;;;
写真のようにホース形状がまっすぐでないので、ちょっと浮いたような感じになってますが、結構しっかりと巻いたつもりです。

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