XMのABSセンサーの抵抗値を測定する
〜ABS OUT OF USEの対策


 ABSのダイアグノーシスチェックでエラーコードが24、25、31、32が出たら、センサーが断線していたりする可能性がありますので、センサーの抵抗を測定することは有効です。測定するには、ABS ECUに接続されているコネクターから測るのが一番簡単と言うことをkeigoさんからNiftyでアドバイスを受けていたので、そうすることにしました。

 TRAINING MANUAL(トレマニュ)によると、このコネクタ(←)の17番端子と34番端子間の抵抗を測定すると右リアセンサーが異常かどうかがはっきりするようです。抵抗値の規定値は各々1000Ω<R<1400Ωとなっています。

ちなみに、各センサーはコネクタの次の端子につながっています。

【ABS ECUの端子、センサー、エラーの関係】

端子

関連するセンサー

エラーコード
15−32 左リアセンサー 24
16−33 右フロントセンサー 25
17−34 右リアセンサー 31
18−35 左フロントセンサー 32

ecuconn.jpg (8305 バイト)ABS ECUの位置はこちらをご覧になっていただくとして、とにかくコネクタを抜きます。35ピンの大きなコネクタです。抜き方は正面左のフックを外せば後は簡単にはずせます。

 この日のために、近くのホームセンターでデジタルテスター(エー・アンド・デイ社製 AD-5527)を1980円で購入してきました。思ったより安かったので満足です。

 


 

ecu.jpg (7488 バイト)さて、いよいよ測定だと思っていたら、コネクタ側(上の写真)にもECU側(左の写真)にもコネクタの番号が書いてありません(^_^;)

そこでしかたなく、トレマニュの回路図とコネクタ側の欠損端子?(ただの穴になっている部分;上の写真参照)の位置から端子番号を調べました。それが下図です。

 

 

 

【ABS ECUのコネクタの端子番号】

凡例:■欠損端子(ただの穴)、□端子

1  2  3 4  5  6  7 8  9 101112131415161718 端子番号
■□□□□■■□■■■□■■□□□□          
□□□□■□■□□□■■■□□□□
1920212223242526272829303132333435  端子番号


15-32.jpg (8564 バイト)まず、ダイアグチェックで異常の無かった15−32の抵抗を調べます。調べるにはテスターのテスト棒をコネクタの15番端子と32番端子に当てるだけです。

すると、1156Ωとなり、規定値以内です。
同様に、
16−33 1133Ω
18−35 1109Ω
とOKでした。

 

17-34.jpg (8378 バイト)しかし、17−34だけはなんと4Ωでした。そうです。ショートしているようです。ですからエラーコード31をABSが出したのは正しいと言うことになります。とはいえ、2回目のダイアグチェックでは31は出なかったので、少し腑に落ちません。ショートしたりしなかったりと、接触不良気味なのかもしれません。

しっかし、これだけでは一体どこでショートしているのかまではわかりません。(^_^;)

 

 

 

 


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