あばん・ぎゃるど  
  シトロエン日記  
  2011.11.3 アクセサリー・ソケットを設置しました  

とても気に入っているアロマ・ディフューザーを取り付けたら、灰皿の蓋が閉まらないっていう問題が出ていました。

そこで、よくヤンキーが設置しているシガー・ソケットを増設するアクセサリー・ソケットを購入することにしました。

オートバックスに行くと、いろんな種類があるのですが、その中で目に付いたのが、ヒューズボックスから電源を取り出せるというスグレモノの2連ソケット。
カーメイトCT774 798円
ヒューズボックスのアクセサリー電源に対応したヒューズを、このソケットに付属のヒューズケースに換装するだけで、アクセサリー電源対応のソケットになります。
これなら、配線を分岐したりする工事も必要なく、簡単にできそうです。

しかも、2連なので、アロマ・ディフューザーだけでなく、リアのシガー・ソケットから取っていたポータブルナビの電源もここから取れそうです。
ポータブルナビの電源は、蓋を閉めたいために、リア・ソケットから取っていました。ここも常時電源なのですが、コンソールのシャットオフスイッチでもって電源ON/OFFができるので、これを利用していました。
ですが、ここから電源が取れれば、いちいちスイッチを使わなくても、キーをOFFにすれば電源が切れるので便利です。

仕様は、5A〜20Aまでのヒューズに対応していて、ソケット自体は2連合計で10Aまでの制約があります。つまり、20Aを超えないヒューズで、最大10Aまでのシガーソケット型アクセサリーを使えるということです。
ヒューズボックスは、助手席前にあります。

クリックで拡大(これは初期型XMのもの)
さて、問題は、アクセサリー電源がどのヒューズかといことです。
前席のシガーソケットは、常時電源で、イグニション・キーをOFFにしていても電源は入っていますので、車から降りるときは、アロマ・ディフューザーのスイッチをいちいちOFFにしていました。
まず、取説や、トレーニングマニュアルを見ながら、車の走行に関係ないような当たり障りのないヒューズを調べました。
ナビの消費電流は、1.5A、アロマ・ディフューザーの電流も1.5Aですので、合計3A。
となると、本来の装置が使う電流を考えて、10Aまたは20Aくらいで、当たり障りのないものというと・・・
F17はリヤ・シートヒーターとサンルーフで、当たり障りのないんだけど30Aはソケットの規格外。F36は、リヤ・シガーライターだから、きっと常時電源。調べてみると、常時電源でした。
そうなると、ほんとないんですよ。よさそうなものはすべて、常時電源。

もともと付いていたヒューズを抜き、代わりにソケットのヒューズ型のコネクタを挿す。このままでは、プラスとマイナスが判断できないので、付属のマニュアルに則って正負を判断しながら、チェックしてきます。
そこで、途方にくれて、あばん・ぎゃるどスクエアで相談すると、深谷さんが、「F1からF11まではキーONで通電。ただし3.7.8は予備で通電してません。8.12.16.20.24は元々ヒューズが付いていないのでNCと思います。」とのことで、これはありがたい情報!
さらに、ひろさんが、「F2の10Aブレーキランプのヒューズから、レーダー探知機の電源を取った」と、教えてくれました。

この情報を参考に、F1〜F11までで、探してみました。たとえば、F6リア・フォグランプ。5Aですが、滅多に使わないので、これがいいと思ったのですが、通常は通電してません。リア・フォグスイッチを入れると通電するという仕組みで、これはだめ。
F5もいいんですが、30Aなのでだめ。

こういうことをいくつかのヒューズについてチェックしていきます。
アースは、仮に助手席ドアの根元からとりました。
通電するとパイロット・ランプが付きます
もともと付いていたヒューズを、このようにソケットに付属のケースに挿していくことで、今までの回路はそのままスルーされます。
結局、やはり、ひろさんが教えてくれたF2ブレーキランプ(10A)が一番いいようです。幸いにも私のXmはブレーキランプをLED化しているので、消費電流はとても少なくなっているはずです。ここから3Aいただいても、大丈夫と思われます。
ヒューズが決まったら、ソケットのアースを取るために、コンソール横を外します。外すのは、今まで何度もやった手馴れたもの。難しさもありません。
外れました。
アースはここから取ります。
ただし、ボルト径が大きすぎる。
そこで、プライヤーで強引に広げました。
13mmのナットを緩めて、うまく、はまりました。
しっかし、このF2というヒューズがくせものです。ヒューズボックスの一番上の段にあるんですが、この段は枠に隠れてヒューズを抜きにくい。普通のヒューズを抜くはさみでは無理なので、ラジオペンチで引っこ抜きました。
で、代わりにソケットについているコネクタを挿します。
ヒューズボックスの隙間からコードを出しておきます。
さて、次の問題は、2連ソケットをつける位置です。
本当は運転席側が良かったのですが、ステアリング下には既にETCが装着してあり、スペースの余裕がありません。
そこで、助手席側につけることにしました。助手席側だと、助手席の人の足元や視界の邪魔になったり、アロマ・ディフューザーのスイッチのHI/LO切り替えやオイルの入れ替えがやりにくいってことが考えられますが、いた仕方ありません。
で、助手席のできるだけ奥に取り付けたかったのですが、また問題です。
2連ソケットに、ナビの電源ソケットを挿し込むと、こういう形状なので、ソケットの接着面より出っ張ってしまうのです。横に挿すと、今度はディフューザーと干渉して、ディフューザーが挿さりません。
仮止めしながらいろいろ調整し、結局この位置にしました。ここだと、ナビの電源ソケットが接着面より出っ張っても大丈夫です。
矢印部にパネルのねじ穴があるので、ここをふさがないようにしました。
この時点で、一旦テストします。
1. キーOFFで2連ソケットのパイロットランプが点灯してない。
2. キーをACCでパイロットランプ点灯
3. キーONでエンジンをかけ、ナビとディフューザーの電源を入れて、負荷をかけます
4. ブレーキを踏んで、ブレーキランプがちゃんと点灯
大丈夫です。

余分なコードを隙間に隠します。
コードをまとめて、コンソール裏に納めて、サイド・パネルを元に戻します。
コードが短いので、ヒューズボックス側のコードは、できるだけ奥のほうに寄せて、接着しました。使ったのはETCを設置したときに余ったテープ。ない場合はオートバックスとかに売っています。
写真ではこんな風にみっともないですが、足元奥なので、普通に座っていると、まったく見えません。


まぁまぁ、綺麗に収まりました。

これで、リア・シガーソケットからナビの電源をとらなくて良くなって、エンジン切ってからいちいち、後席パワーウィンド・シャット・オフスイッチをONにする必要がなくなりました。
また、このリア・シガー・ソケットはどうもカチッと押し込めず、後席に人が座って、少し当たったりすると、接触が悪くなって、突然ナビが消えたりする問題がありました。リアなので、走行中手を伸ばすこともできず、困ったことがたびたびありました。
ようやくこれでそういった難儀をせずにすみます。

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