シトロエンXmのエンジンがぶるぶる震える原因調査のためにデスビを外してみた
  あばん・ぎゃるど  
  シトロエン日記  
  2011.12.31 エンジンがぶるぶる震える原因調査のためにデスビを外してみた  

年末からエンジンがブルブル震える現象が解消しません。三冠王のヘルプでイグナイターとイグニションコイルまで交換したのですが、直りませんでした。
次は、いよいよデストリビューターを外して、チェックしてみることにしました。
10年ほど前に、へそオフでへそ号のを外したのを見たことがあるのですが、手順もよく覚えていません。不安でした。でも、やるしかありません。大晦日にこんな作業をすることになるとは・・・。
まずは、前回、デスビからプラグ・コードを外してみた手順で、プラグ・コードまで外します。
プラグ・コードがデスビから全て外れたら、デストリビューター・キャップと呼ばれる部分を外します。しかし、この写真でわかるようにどうやって外すのかよくわかりません。
そこで、思い出しました。ずーーーと昔、たぶん、これまた1998年頃だと思いますが、むさんがデスビを送ってくれていたことを!
だから13年くらい前の話です。へそオフの記事を見た北東北通信でおなじみの岩手のむさんが、ご自分は新品に予防交換したので、旧デスビはオーバーホールしたから、差し上げますって。ちゃっかりそれを頂いてたんですね、遠慮なく。そのときは、デスビがどれほど大事なものかよくわかってなくて、「あ、どうも、ありがとう」っていう軽い感じでもらっちゃったと思うんです。

それがどこにしまってあったのか、あちこち探し出して取り出してみると、この矢印位置にボルトがあることがわかりました。むさんがくれたデスビは、10mmくらいのボルトでしたが、オリジナルはプラスねじでした。
緩めるだけで外れるタイプです。
位置がわかったのですが、クリアランスが狭くて、普通のドライバーははいりません。小型のラチェットにプラスビットをつけて、なんとか、手探りで位置を確認し、ちこちこと細かく廻していきました。かなり辛い作業です。狭くて手が入らなくて、位置がわかりにくくて、位置がわかっても、ビットの先をボルトの先にあてにくくて、あてたと思ったら、廻しにくくて、廻してる間に外れてしまうので、片手でラチェットの先を押さえつけながら、廻していくっていうのを3本するんです。これだけで、素人の私がやると、30分じゃきついですね。腰は痛くなるし、手はつりそうになるし・・・、もうなんとかしてお正月、大阪にいくために、っていうことだけの気力でもって外しました。これ二度とやりたくないな・・・、そんな作業です。
まずこれが、デスビ・キャップと呼ばれる部分です。
見た目、何かおかしいってところもなさそうです。そもそも何をチェックしていいのかすら、わからない。


アップで各気筒への端子を見てみます。
端子になにやら、黒いものが付着していますが、これがいけないのか、それもよくわかりません。
で、次に、ローターと呼ばれる部分をはずしてみることにしました。
これもよく見えないのですが、むさんに頂いたローターを見ると、3mmの六角ボルトでした。
ですが、3mmの六角レンチをあてると、スカスカです・・・。ありゃ・・・、4mmか?
むさんに頂いたのはBOSH製(左)、これがオリジナルだと思われます。右は納車時に交換してもらってあったITALY製。どこのメーカーのかはわかりません。
ローターを取り付ける六角ボルトの大きさが違います。BOSCHのは3mmなのに対して、こちらは4mmでした。


むさんにもらったBOSHのローター

納車時に交換してもらってあったITALY製ローター。かなり構造が違います
ローター自体の構造も結構違っています。
オリジナルのは、ローターの先端が薄く磨耗しやすい、でも、ITALY製のは先端部が全部金属になっていて多少磨耗しても大丈夫そう?な感じです。

煤を磨く前

煤を磨いた後
ローターが回転して各気筒の端子との間に電気の火花が飛び、点火タイミングをとっています。このローターを見ると、接点というか、接触はしないから、端子というべきか、ここの部分にかなり煤がついています。これがいけないのかと思い、接点をごく軽くヤスリで磨いて見ました。

でも、結局、直らなかった・・・。ここまでしてもだめ・・・。
三冠王いわく、このローター

あー、もう私の手に負えそうもありません。お正月に間に合わないか・・・。


写真提供:たにやん
そうやって迎えたちょっと憂鬱な元旦。車が調子悪いと、ほんと、憂鬱になりますよねー。
そんな新年早々、たにやんが、あばん・ぎゃるどスクエアに情報をくれました!

「うちのXMも昨年はデスビの整備不良で始動性悪くなりました。
写真だけ転載しますと写真のようにローター側は接点が無くなるぐらいに消耗していたので
新品に交換し、キャップ側は汚れが盛り上がっていましたので(向かって右)軽く磨いて(向かって左)復活しました。
キャップもローターもボッシュの品番で検索すると国内でも輸入するのとあまり
変わらないぐらいの価格で入手できますので、とくにローター側は新品に交換するのも
手かと思います。

そうか、デスビ・キャップのこの汚れは磨かないとだめなのか、そして、たにやんが買ったBOSHのローターもこう見るとITALY製のと同じ構造になってます。

やっぱデスビを交換しとけばよかったか、むさんのやつに・・・。

そんなこんなを、あばん・ぎゃるどスクエアにいろいろと書いて相談していたら、三冠王がまた、アドバイスをくれました。
「前のXMは3番と5番6番だったか(?)のコードの崩壊が著しかった=均等に消耗していなかったです。電線の中が消し炭みたいにボロボロになってるんですよね。長さとか場所とかいうよりも、周囲の電装品全体として何かあるのかも知れません。」

でもなぁ、プラグ・コードも納車時にデスビと一緒に交換してくれてあるから、そんな早く傷むものなのか・・・ってな思いがあって、そのときはあまり気に留めてなかったんだけど、それが後日判明することに・・・。

毎年お正月の2日の開かれる、桑名オフ、この日が頼みだ!
この日は、一年に一度、秋田からkeigoさん、そして、じーじさんのプロメカニックが来てくれる。彼らに見てもらうしかなーい!

この続きは、桑名オフへ・・・

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