XMのフロント・アディショナル・スフェアの交換


 XMでは初めてのスフェア交換です。Xantiaでは経験があったのですが、XMでは初めてです。そんな私でも出来る程度に簡単な作業と言えるでしょう。ただし、スフェアが回れば・・・(^_^;)

予習

 スフェア交換のために予習をしました。予習をしたHPは、アットマーク・しとろえんです。フロント・アデョショナルだけしか載っていませんでしたが、大変参考になりました。ありがとうございます!

準備物

 私は次のものを準備しました。 

 スフェア、油圧ジャッキ、ウマ、オイルフィルターレンチ、12mmのメガネレンチ、LHM、軍手、古新聞

作業開始!

frontup.jpg (7538 バイト) スフェアを外すためにジャッキアップし、ウマをかける必要があります。ウマをかける前に車高調整レバーでハイ(最高位置)にします。もちろんエンジンはかけたままです。次に油圧ジャッキを当てます。油圧ジャッキを当てるポイントですが、私はフロントサブフレームに当てました。ウマをかける位置は車載ジャッキを当てる位置です。位置はマニュアルに載っています。高さ調整可能なウマは高さをどれくらいにすればいいのかわかりませんでしたが、3つ目くらいのところにしました。高めの方が下にもぐって作業したときに動きやすいのでいいと思います。ウマをかませたら、油圧ジャッキの油圧を抜きます。油圧を抜くには、ほんの少しだけジャッキのノブを回したらそのままにします。するとゆっくりとジャッキが下がり、ウマに乗ります。次に車高調整レバーをロー(最低位置)にします。このままドアを開けたまま1分ほどエンジンをかけてから、エンジンを切ります。ドアを開けたままにしないと、30秒後にアディショナル・スファアが切り離されて油圧が完全に抜けきらないからです。
breed.jpg (6645 バイト) ここまできたら、Xantiaだとボンネットを開けて、メイン・アキュムの近くにあるブリード・スクリューというねじを緩めてさらに圧を抜きます。ローにしただけでは、まだ圧が残っている時があるので、このブリードを緩めるのです。しかし、XMの場合はボンネット側からではブリードを緩められません。そこで車体裏から緩めます。ブリードの位置()ですが、写真はメインアキュムの下あたりを裏から覗いたところです。
ブリードスクリューは緩めるだけでいいです。これを外してしまうと、中の小さな球が外れて、ちょっとやっかいなことになるそうです。緩めると、「プーウゥ・・シュー」という音がしました。緩めるには、12mmのメガネレンチで緩みます。
rench.jpg (95106 バイト) 今回スフェアを回すために使ったのは入手しやすく(オートバックスで買った)安価(1200円)なエーモンのオイルフィルターレンチ(フィルターレンチ大径用DX G706 95〜115φ )です。Xantiaの時にも使い、苦労したけど、めったに使わないものだし、せっかく買ったので、また使いました(^_^;)
fsphear.jpg (6209 バイト) フロント・アディショナル・スフェアは、フロントサブフレームの後ろ当たりにあります。結構奥にあります。スフェアの周りのクリアランスは狭く、大事なハイドロのパイプがたくさん通っているので、傷つけないようにレンチをかけます。レンチをかける前に滑らないようにスフェアの汚れをボロ布でぬぐっておきました。
さて、いよいよスフェアを外します。しかし、堅い・・・。ものすごく堅いんです。 しかし、回そうとするけど堅い。なんどやってもだめです。適当な長さのエクステンションがあればいいのですが、1mのステンレスパイプしかありません。20cmくらいのがあればいいんですけどねー。もう諦めようと思っていたときに、ふと、誰かのHPでの「蹴りを入れる」というフレーズを思い出しました。それで、ググッと足でやったのですが、だめでした。そこで本当に蹴りを入れましたら、見事緩んだのです。はぁ〜、えらかったぁー(-.-)。緩んだ後は、レンチを外して手でゆっくりと回してゆきます。このときLHMが垂れてくるので、あらかじめ地面に新聞紙を敷いておいてくださいね。
ring.jpg (5336 バイト) ちょっと写真のできが良くないのですが、スフェアを抜き取った後に、このようにマウント側もしくはスフェア側に緑色のゴムシール(Oリング)が着いていますので、これを外し、新品のスフェアに付属しているものと交換します。付属していなければ、もともと着いていたやつで構いません。

新品のスフェアにねじ部とゴムシールにはLHMを垂らして、また手でねじ込みます。いわゆる「手締め」をします。レンチで堅くねじこんではいけません。次回はずれなくなりますから。

捻じ込んだ後は、ブリードを締めて、エンジンをかけ、車高を上げ、油圧ジャッキで持ち上げ、ウマを外し、車高をノーマルにします。

やってみると、スフェアが堅くて回らない事以外は、ものすごく簡単でした。

乗り心地

 さて、試乗です。リア・アディショナルも交換予定ですが、フロントを変えただけでどんな感じがするのか、試してみたくなったのです。

 乗り心地はより重厚になりました。フロントだけ、ドンブラコっていうかんじです。Xantiaのスペコンのフロントのような感じで、それをもっと重厚にした感じです。ドンブラコの上下移動量がXantiaのスペコンより少ないのに、しっとりとしなやかにうねりを越えていく感じです。いいです!とてもいいです。道路との間に空気の厚い層を挟んでいるという表現がぴったりです。気に入りました(^^)。

 しかし、リアがやはり底着き感があります。リアも交換するとものすごくよくなる気がして、もう4時前で暗くなり始めそうだったにもかかわらず、作業をすることにしました。こちらです。


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