フロント・アデョショナル交換記事を一読してからご覧ください。
私は次のものを準備しました。
スフェア、油圧ジャッキ、ウマ、オイルフィルターレンチ、10mmのソケットレンチ、LHM、軍手、古新聞
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スフェアを外すためにジャッキアップし、ウマをかける必要があります。ウマをかける前に車高調整レバーでハイ(最高位置)にします。もちろんエンジンはかけたままです。次に油圧ジャッキを当てます。油圧ジャッキを当てるポイントですが、私はスフェアのマウント下に当てました。ウマをかける位置は車載ジャッキを当てる位置です。ウマは高さは高めの方が下にもぐって作業したときに動きやすいのでいいと思います。ウマをかませたら、油圧ジャッキの油圧を抜きます。次に車高調整レバーをロー(最低位置)にします。このままドアを開けたまま1分ほどエンジンをかけてから、エンジンを切ります。ドアを開けたままにしないと、30秒後にアディショナル・スファアが切り離されて油圧が完全に抜けきらないからです。フロント・アディショナル・スフェアの交換のときは、次に、メイン・アキュムの近くにあるブリード・スクリューというねじを緩めてさらに圧を抜くのですが、リアの場合は、フロントが下がっているので、ブリードスクリューを緩められません。ウマがもう一組あればいいのですが・・・。そこで、フットブレーキを120回ほど強く踏んで圧を抜きました。これでほぼ完全に油圧が抜けたはずです。 |
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リア・アディショナル・スフェアは、両タイヤを結んだ線より前方にあり、遮熱板に覆われて、その姿は隙間から少し見えるだけです。まず、遮熱板を外すことから始めます。 |
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遮熱板のから伸びる支えの10mmのボルトを外します。左右あります。 |
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次に、ボルトとは反対方向にツメがあり丸い棒状のところに噛んでいますので、これを外します。外すには遮熱板を上に押し上げるだけでOKです。これも左右あります。 |
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さて、いよいよスフェアを外します。遮熱板を後ろに押してずらし、レンチをかけます。しかし、フロント同様またまた堅い・・・。しかも回そうとすると、遮熱板がガサッと落ちてきてその衝撃でレンチがスフェアから外れます。何度もそれを繰り返しました。そこで今回はXantiaのスフェア交換の時に買った1mのステンレスパイプがなんとか斜めにしてレンチにかけられたので、これをエクステンションにしたらいとも簡単に緩みました。遮熱板はもう一方の手で押さえておきました。緩んだ後は、レンチを外して手でゆっくりと回してゆきます。このときLHMが垂れてくるので、あらかじめ地面に新聞紙を敷いておいてくださいね。 取り外したら、フロント同様、緑色のゴムシール(Oリング)が着いていますので、これを外し、新品のスフェアに付属しているものと交換します。新品のスフェアにねじ部とゴムシールにはLHMを垂らして、また手でねじ込みます。いわゆる「手締め」をします。レンチで堅くねじこんではいけません。次回はずれなくなりますから |
やってみると、スフェアが堅くて回らない事と遮熱板が落ちてくること以外は、ものすごく簡単でした。
さて、試乗です。フロントとあいまって、抜群にいいです。ハーシュネスを押さえてくれます。段差を越えたときのショックが違います。うねりは、もう優雅に越えていきます。ゆったりと、バネ車にくらべて、ワンテンポ遅れてゆったりとストロークしてしなやかです。いいです!ものすごくいいです!