あばん・ぎゃるど | |
シトロエン日記 1998年9月 | |
エアコン室内温度センサー改造 |
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XMのエアコンはオートエアコンだが、どうもしっくりこない。特に冬場が問題で、寒いと思って温度調節ダイアルを一番右(最大)にすると、暑い。そこで、一目盛りもどすと、今度は寒い、ということにるわけなんです。 そこで、松下さんの指導で篠原号のエアコン温度センサーを改造することにしました。 |
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温度センサーはルームランプの中にあるので、まずそれを取り出します。取り出すには、ランプカバーの中央に隙間があるので、マイナスドライバーで軽くこじ開けます。 プラスねじが二本あるのでそれを外します。 |
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するとルームランプユニット全体がガバッと外れます。 右端にある筒状のものが、室内温度センサーです。コネクターを抜き、センサーを引っこ抜きます。どちらも簡単に抜けます。 |
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取り出したセンサー。抵抗やコンデンサー?が見える。 |
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温度センサーは温度が低くなると、抵抗が下がります。 |
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気温約21℃で、11.09kΩです。温度計まで持ってきていたのは、もちろん松下さん。メンバーみんなにわかりやすく教えてくれようとする姿勢には頭が下がります。 |
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手でセンサーを握ると、体温ですぐに抵抗が下がり始めます。かなり敏感に反応している様子。 |
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なんと抵抗の変化の様子をノートにグラフ化してあった。その他XMに関して、いろんな実験の様子などがかかれていた。あまりの綿密さに、そのノートを見るや一同爆笑してしまった。 それにしても、すごい。おそるべし松下健治! この松下ノートを撮影しようとしたら、取材拒否にあった。門外不出のノートらしい。いつか見せてもらおぅっと。 |
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センサーから出ているグレーの線を切断し、今から抵抗を入れます。この線だとどうしてわかったのか、と松下さんに聞いたら、勘だといっていた。おそるべし松下健治!切るときはさすがにドキドキしたそうです。 |
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5kΩの抵抗を入れました。半田付けがいいのですが、屋外なので今回は圧着で処理しました。 これを篠原号に装着し試乗すると、温度の細かいコントロールが可能になり「ばっちり」だったそうです。 |
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1998年のシトロエン日記 |